BW2 ヒードラン育成例

ヒードラン
09 /29 2012
 BW2 ヒードラン育成例 12/09/29改訂
ヒードランブリブリッ♪
 
◆考察 
炎鋼に貰い火を備えた耐性お化けゴキブリ。鋼に強い鋼、竜に弱くない炎、その両面から採用される。ハッサム、パルシェン、シュバルゴ、モロバレル、ナットレイ、メタグロス、ユキノオー、シャンデラといった面々に基本的に強く、ドラゴンのパートナーとして最優の一匹。耐久に振って場持ちを上げるアイテムを持たせたものが最も基本的な型だと考えるが、種族値が高いため眼鏡を持つなどして火力に寄らせても活躍できる。耐性を活かした身代わり・挑発といった小技が有効に働く場面も多い。

◆型の紹介
封殺耐久型貰い火ふうせん(オボン、残飯、ヨプ、光粉)
臆病 193(212)-x-127(4)-155(36)-127(4)-141(252)
/オボン持ち 192(204)-x-127(4)-156(44)-127(4)-141(252)
 だいもんじ りゅうのはどうだいちのちから みがわり 
大文字で187-111メタグロスを 確1程度
A160ナットレイのA+1ジャイロを身代わりが 確定耐え
C200ジバコイルの眼鏡かみなりが 確2程度
身代わりの性能が高くなるように耐久振り。持ち物の候補は多く、構築に依って決まるだけでなく、同じ構築でも複数の持ち物から選べるのもザラ。技は大文字/火炎放射、竜の波動、身代わりは確定で、残りは 大地の力/挑発 から選択。大地の力はドランミラーが重たい場合、 挑発はトリル構築や小さくなるラッキーをといったコンボ構築が重たい場合に採用したい。  オボンを持つ場合は身代わり2回でオボン発動が望ましいのでH192に調整。
















中庸配分型貰い火ふうせん(オボン、残飯、ヨプ、光粉)
臆病 181(116)-x-127(4)-167(132)-127(4)-141(252)
/めざ氷 181(116)-x-126-167(132)-127(8)-141(252)
だいもんじりゅうのはどうだいちのちからちょうはつ
大地の力で193-127ヒードランを霰込み 乱1 (15/16)
めざ氷で183-105ガブリアスを霰込み 乱1 (15/16)
A204バンギラスのかみ砕くで身代わりが 確2程度
C182ラティオスの眼鏡波乗りが 乱1 (1/16)
耐久も火力も欲しい場合の配分。霰構築での運用を見据えて火力を調整してある。 大文字/火炎放射 の選択と 大地の力/挑発/身代わりから2つ選択。霰で採用した場合はヒードランミラーがきつくなりやすいので、大地の力の優先度が高めになると考えられる。
















眼鏡重火力型貰い火拘り眼鏡
控えめ 183(132)-x-127(4)-199(244)-127(4)-113(124)
 だいもんじ りゅうのはどうだいちのちからラスターカノン
大文字でHボルトロスを余裕を持って確1
竜波動で156-130ラティオスを 確1 (大文字で 確2)
C182ラティオスの眼鏡波乗りが 確2
眼鏡を持たせて火力に寄らせると、竜の波動でラティオスを一撃にできるなど嬉しい性能を持てるようになる。命中に難があるが眼鏡大文字の火力は凄まじく、等倍で落ちないポケモンは限られる。技は大文字・竜の波動が確定。大地の力/ラスターカノン/めざパ氷/火炎放射/悪の波動 から選択。














◆相性のよいポケモン
・ラティオス、ラティアス
ラティとドランの並びに等倍以上を取れるタイプは岩しかない。攻撃面でも、鋼にドランが強く、格闘にラティが強いので、まさに黄金コンビと言える。バンギラスが辛いので、組ませる場合は格闘ポケモンが入ってくることが多い。
ラティオスn ラティアスn 
・ガブリアス
耐性面では竜鋼、攻撃面では竜炎が噛み合っている。鬼火をもらい火が牽制し、電磁波をガブが牽制する。対パルシェンを見ても、ドランに入るロクブラをガブが一貫性を消している。対砂霰に強い組み合わせであるので、多くの構築でよく見る2匹である。
ガブリアス

・カイリュー
カイリューの鬼門となるハッサム、ナットレイ、ドータクン、ユキノオーにヒードランが強く、ヒードランの天敵となる水ロトムやローブシンに強いカイリューが強い。ラティと異なり物理・特殊となってるため、瞑想クレセリアの突破や、相手の壁張り戦術への耐性が高くなっている。2匹だけだと電磁波砂隠れに封殺される可能性があるため、何かしら対策を用意したい。
カイリュー

◆構築例
ボルトドラン+シュバガッサ
火力ブースト霰壁
霰壁カイリキー入り(みーたろさん)
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BW2 ラティアス育成例

ラティアス
09 /26 2012
 BW2 ラティアス育成例  
清純派→通常ラティアス ラティアス   ←イケイケ

◆考察  
ラティオスと比較した方が考えやすいポケモンで、火力が低い代わりに耐久が高く補助技が豊富になったラティと言った感じ。ローテでの運用は、眼鏡を持たせて削り役として運用するか、補助に徹してサポートに回るかの2通りが知られている。配分は眼鏡を持たせたものを紹介するが、サポートに回る場合でもほとんど同じ配分で通用するので持ち物や技を変えるだけで十分だろう。サポート型の持ち物候補は多く、ハバンの実、光の粘土、ラムの実、ドラゴンジュエルなど、様々である。瞑想を積む型も考えられるが、「ラティ」へのマークは薄くないので、メインに据える戦術としてはあまり強くないように見える。

◆型の紹介
眼鏡型浮遊拘り眼鏡
臆病 169(108)-100-126(124)-132(12)-152(12)-178(252)
りゅうのはどうサイコキネシス  めいそう*   トリック 
竜波動で156-130ラティオスを 確1
A200ガブリアスのダブチョが 乱2 (14.51%)
C161キングドラの珠波動が 確2
ラティオスで最低限求められるだけの火力・機動を確保し、ラティオスでは耐えない攻撃を耐えるようにした型。場もちがよくなるので、縛りたいポケモン(非スカーフのガブ、格闘、ロトムサンダー等)に対してしぶとく圧力を掛けられるようになった。火力が減った分、サブウェポンの波乗りや竜星群の使い勝手が悪くなったが、代わりにトリックが使いやすくなったので採用。トリック後に火力不足にならないよう瞑想を入れたが、他の技と選択でもいい。同じ配分でサポート型の運用も可能である。

















◆相性のよいポケモン 
・バンギラス 
バンギラスn  
バンギラスが苦手な非スカーフのガブリアス、格闘全般、水ロトム(草ロトム)、にラティアスが強い。ラティオスに比べてスカーフガブリアスや型破りドリュウズの鉢巻地震を始めとする「ラティオス一撃技」に対するリスクが下がっているのが売り。メタグロス、ハッサム、ドリュウズといった鋼タイプに強いポケモンをこの2匹に加えて並べたい。

◆構築例
バンドリラティアス(ハンゾーさん)
ラティコバルランド(たつのすけさん)

【トリプル】バンギエピー構築(砂ピッピ)

(BW)トリプル
09 /22 2012
バンギエピー構築(砂ピッピ)
バンギラスnトルネロスn ピッピnラティオスnクレセリアn FCランドロスn
構築 
   
※乱数で落ちる確率は、急所率込み&命中考慮外
バンギラス特性/すなおこし
バンギラスn持ち物/くろいてっきゅう
勇敢 207(252)-204(252)-131(4)-x-120-59
かみくだくいわなだれなげつける  まもる  
かみ砕くで167-111シャンデラを 確1
鉄球投げつけるで 266-110ソーナンスを 確1

トルネロス特性/まけんき
トルネロスn持ち物/ひこうのジュエル
陽気 155(4)-167(252)-90-x-100-179(252)
アクロバットばかぢから みがわり  まもる 
ジュエルバットで155-101ラティオスを 乱1 (15/16)
馬鹿力でHバンギを余裕を持って1発

ピッピ特性/フレンドガード
ピッピn持ち物/しんかのきせき
生意気 177(252)-65-93(196)-80-102(60)-36
このゆびとまれ てだすけ がむしゃら  まもる  
A155カポエラーのインファイトまで 乱1 (1/16)
C194サザンドラの眼鏡流星群が 乱1 (1/16)

ラティオス特性/ふゆう
ラティオスn持ち物/こだわりメガネ
臆病 157(12)-x-100-181(248)-130-177(248)
りゅうのはどうサイコショックめざパ(炎)りゅうせいぐん
手助け竜星群で177-128輝石ピッピ(HD特化)を 乱1 (11/16)

クレセリア特性/ふゆう
クレセリアn持ち物/エスパーのジュエル
控えめ 223(220)-x-140-139(252)-155(36)-105
サイコショックこごえるかぜ てだすけ トリックルーム
ジュエルショックでHカポエラーを余裕を持って 確1
C216シャンデラのジュエルシャドボが 乱1 (1/16)

FCランドロス特性/いかく
FCランドロスn持ち物/こだわりスカーフ
陽気 164-197(252)-110-125-101(4)-157(252)
  じしん  いわなだれとんぼがえりアームハンマー
手助け地震で187-151メタグロスを 乱1 (15/16)
手助け蜻蛉で167-110サザンドラを 乱1 (13/16)
C182ラティオスの眼鏡波動が 確2


全体解説 
東京トリプルオフの結果を受けて、負けん気トルネロスを活かした構築を考える所からスタート。カポエラー全盛であったBW環境では、威嚇を受けてしまう物理打点の融通が効きにくかったが、負けん気トルネロスと組ませるとこの問題点が緩和され構築の幅が広がると考えた。

トルネロスは火力機動が素晴らしい一方、薄い耐久が不安材料であったが、トリプルオフ優勝構築のように、フレンドガードピッピと組ませるとこの問題を解消しやすい。"フレンドガード"は味方が受けるダメージを3/4にしてくれるので、スカーフ持ち(例えばシャンデラやユキノオー)に足元を掬われる危険性が下がり、また"この指とまれ"でサンダーやボルトロスを前にしても動きやすくなる。

さて、トルネロスを組ませる物理打点を考えた所、まずドサイドンが候補に挙がった。数値が高く、そしてユキノオーよりも遅いことから、所謂サミトリパへ耐性が付くのも偉い。しかし、トルネロス+ピッピ+ドサイドンと考えるとどうしても天候ポケモンを上手く組み込めなかったので、それならばとバンギラスに変更した。黒い鉄球を持たせるとユキノオーやブルンゲルより遅くなるのでサミトリ耐性が確保できる。

格闘を含めた広い範囲に打点を持てるポケモンが欲しかったのでラティオスを採用。火力強化アイテムを持たせないと倒したい相手を倒しきれないので達人の帯を持たせ、対メタグロスが軽くなるよう"めざ炎"を搭載していた。カポエラーだった枠を霊獣ランドに差し換えた関係で、水ロトムへの遂行速度を上げるため持ち物は拘り眼鏡に落ち着いた。最速でない弊害は、ピッピの"この指とまれ"などで解決を図る。

さて、ここまでで問題となるのが、トリックルーム耐性、バンドリュ耐性、メタグロスへの打点。そこで残り2枠にトリックルームを覚えたクレセリアとバンドリュとメタグロスに同時に強い霊獣ランドロスを採用した。この2匹以外にも解決の手段はいくかあるので研究の余地があるが、現時点ではこれがベストと考えた。

個別解説
★バンギラス
天候取りとトリル下で蹂躙するのが仕事。ブルンゲルやユキノオーよりトリル下で先に動きたかったので黒い鉄球を持たせた。
投げつけるはヤドキングやその他の面倒なポケモンを一撃で沈められるので強い。ダブルに比べてけたぐりや炎のパンチで技の範囲を広げる要請が高くないので投げつけるを持たせた方が使いやすい。Hシャンデラをかみ砕くで確定1発にしたかったのに加え、鉄球投げつける+砂ダメージでヤミラミが落ちそうなのを見てA特化に落ち着いた。

★トルネロス
威嚇対策を兼ねた汎用物理強打点。"馬鹿力"があると、バンギラスやヒードランといった相手から引かずに済むので是非持たせたい。威嚇には強いが猫騙しには弱いため、隙あらば身代わりを残せると裏から出てきたカポエラーなどに行動を封じられないので強い。ピッピの"この指とまれ"でサポートしてあげると、その性能を如何なく発揮してくれる。

★ピッピ
前に育成したのを使い回しているが、特に困ったことがないのでこれで問題ないと思われる。このゆび/てだすけ/まもる までは確定。ラス枠の候補は多いが、今回は挑発をされても悪あがき以外の行動を取れるように"がむしゃら"を採用した。トリル下に削り役として活躍できる機会が多かったので、今では気に入っている技だ。横の高種族値へのダメージを肩代わりするイメージに近いので、無駄に延命させるよりは使い捨てくらいの意識でよい。
※備考
このゆびとまれ:優先度+4 奥列からのアクロバットや竜波動も吸い寄せる。不意打ちを吸い寄せた場合、不意打ちの技は失敗する。

★ラティオス
ドラゴン、格闘、ロトム辺りへの強打点。特に水ロトムへの遂行速度を上げるため拘り眼鏡を持たせた。構築全体でメタグロスに薄めなので、気休め程度だが"めざ炎"を搭載。ラティオスミラーはピッピのこの指やクレセリアの凍える風で解消を狙う。トリックルーム下でも相手のラティオスより先に行動できるので、最速でないのも逆に強みにできる。ガブリアスよりは先に動きたいので、S補正は譲れないように見える。サザンドラに差し替える案もあるがまだ試していない。

★クレセリア
カポエラーが目ざわり過ぎて、カポを一撃で飛ばせるジュエルショック型にした。高いCからの"凍える風"はダメージにも期待できるため採用。構築全体での打点は十分あるので耐久に振ったクレセリアでも構わないだろう。その場合の構成は、@オボン サイコショック/れいとうビーム/てだすけ/トリックルーム が適切か。H振りだけでは心もとない耐久に見えるが、ピッピのフレガで底上げしてやり、シャドーボールもこの指で吸ってやればいいので、これでも十分間に合っていると言える。

★ランドロス
対バンドリ、対メタグロスを見て採用。始めはカポエラーだったりドリュウズだったりを入れていたが、カポはメタグロスに弱く、ドリュはバンドリミラーを解消できなかったのでボツになった。スカーフランドロスは地震がなかなか撃てなくて採用が難しいと言われるが、この構築では浮いてるポケモンも多く、また中央クレセリアに横ランドロスで手助け地震を撃てるのが自然にできて使いやすかった。威嚇を撒くのも仕事なので、出来る限り大切に扱って序盤で落とされたりしないように気を付けたい。じしん/いわなだれ/とんぼがえり までは確定で、残りはアームハンマー/ストーンエッジ から選択か。

融通点
・ピッピの技 がむしゃら⇔日本晴れ他
・クレセリアの構成⇔図太いHB、穏やかHD等@オボン サイコショック/冷凍ビーム or 凍える風/手助け/トリックルーム
・ランドロスの技 アームハンマー⇔ストーンエッジ

ローテーションバトル概論 第2章

(BW)ローテ64
09 /19 2012
第2章 構築方針~ステータス理論(カード理論)~12/07/28修正 13/05/09修正
ローテーションバトル(以下ローテ)は、場に出た3体のポケモンから1体を選び出し行動させるゲームである。これが、場に出ているポケモンの技を選ぶシングルバトルや、2匹ないし3匹の技の組み合わせを選ぶダブルバトルトリプルバトルとは異なるローテの特徴である(交代は除外)。

ローテにおいては、選択をすることは即ちポケモンを選ぶことであり、「選択肢=ポケモンそのもの」なのだ。

故に、ローテは手持ちの3枚のモンスターカードを出し合っては殴り合わせることをどちらかが全滅するまで繰り返すゲームのようなもの、と考えることができる。

■3枚のカードを出し合って殴りあわせるのを繰り返すゲーム

備考
■(シングル)場に出たポケモンの技を選ぶゲーム。ポケモンを変えるには交代が必要。 
■(ダブル・トリプル)場に出たポケモンの技の組み合わせを選ぶゲーム。組み合わせを変えるには交代が必要。


カードには3つのステータスがあり、火力と技の範囲を合わせたAT、耐久と耐性を合わせたDF、素早さと優先度を合わせたSPを便宜的に定める。「こうげき」や「とくこう」が高く技の範囲も充実したポケモンならATが高く、「HP」「ぼうぎょ」「とくぼう」の耐久値が高く半減無効にするタイプが多いポケモンならDFが高く、「すばやさ」が高いポケモンはSPが高いものと思ってくれればよい。

■カードには3つのステータスがある
AT(火力と範囲)
DF(耐久と耐性)
SP(素早さと優先度)

各ステータスが高ければ高いほど、またステータスのバランスがよいほど、殴り合いで勝てる相手が増える。圧倒的にATとSPが高い場合は先制の一撃で相手を倒せるのでDFが低くても構わないのでこの限りではない。

■ステータスが高くバランスが良いほど殴り合いで有利
■ATとSPが圧倒的に高い場合も有利

カードの出し合いが完全にランダムだと仮定した場合〔読み合いが互角だとした場合、読み合いの要素を排除した場合〕、手持ちに高ステータスのカードを揃えた側の勝率が高くなるだろう。よって、手持ちカードのステータスを高めることは根本的に重要なことだと分かる。

■より高いステータスのカードを揃えた方が有利

ポケモンと道具の重複が禁止される場合、全てのステータスが高水準なカードで手札を揃えるのは困難である。そこで、足りないステータスを持たせる道具や積み技、カード同士の連携で補う。

例えば、ガブリアスはAT-DF-SPが 8-8-8 でいずれのステータスもバランス良く高水準で強いカードである(数字は便宜的なものである)。一方でビリジオンは、 6-7-9 でATが足りていない。しかし、ここで「こだわりハチマキ」を持たせれば 9-7-9 のカードとして扱えるようになる。素早さが低いカイリキー 9-6-6 には、「こだわりスカーフ」を持たせることで 9-6-9 にステータスを底上げしてやると強くなる。

パルシェンはDFが非常に低いが「きあいのタスキ」で補うと 8-10-6 になり、更に襷に任せて殻を破るとAT・SPが2倍になり16-1-12 のカードに化けることが期待できる。
全体的にパッとしないステータス
ビリジオンnカイリキーnパルシェンn
698
772
966
              ↓ それぞれの欠点を補う道具を持たせる、積み技を使う

パッとしなかったカードが殴り合いに強い性能に・・・!
ビリジオンnカイリキーnパルシェンn
拘り鉢巻拘りスカーフ気合の襷
998→16
7710→1
996→12

■足りないステータスは持ち物や積み技で補う

カード同士の連携を用いるのも効果的である。光の壁やリフレクターを張ると味方のDFを2倍にできるし、追い風を使えばSPを底上げし、トリックルームを使えばSPが低いポケモンが存分に暴れられるようになる。壁なり追い風なりを使うポケモンは、補助技を使った際に敵から攻撃を受けてHPが下がりDFがダウンする代わりに、味方の耐久や素早さを上げる。

通常時
ガブリアスnライコウnスイクン
877
8710
8106
        ↓
ライコウの光の壁!リフレクター!
ガブリアスnライコウnスイクン
877
16↑2↓20↑
8106

または、
スイクンの追い風!
ガブリアスnライコウnスイクン
877
872↓
16↑20↑12↑


通常時
ブルンゲルオスnユキノオーnローブシンn
688
1078
443
       ↓
ブルンゲルのトリックルーム!
ブルンゲルオスnユキノオーnローブシンn
688
2↓78
443
■1体のDFを犠牲に補助技を使うことで、味方のステータスを上げることができる

補助技を使う際に忘れてはならないのは、こちらが補助技を使う隙に相手が積み技または補助技を使った場合、こちらの補助ポケのDFが下がらない代わりに相手のカードのステータスが上がることになる。 こうしたステータス上昇合戦になっても勝てる方が望ましい。

■相手も補助技や積み技でステータスを上げてくる
■相手より早くそして高くステータスを上げられた方が有利

以上のように全体に効果を及ぼす補助技以外にも、キノコの胞子や催眠術、金縛りといった相手の行動を制限して結果として味方の行動回数を増やすものや、滅びの歌といった突破力に関わる補助技もあるが、ここでは割愛し、重要なものは後述する。


さて、以上を応用した場合について解説する。

ローテは手持ちのカードで殴り合いを繰り返すゲームだと述べた。
殴り合いに強くなる条件を確認すると、

■ステータスが高くバランスが良いほど殴り合いで有利
■ATとSPが圧倒的に高い場合も有利

これらを達成しようとすると、どういった組まれ方があるかその例を解説していく。


~ガブスイクンサンダー~
①総合ステータスが元から高いガブリアスとサンダーに、拘り鉢巻と拘り眼鏡をそれぞれ持たせてATを底上げする。元から全体的に高いステータスが底上げされてこれだけでも非常に強力なカードになったのが分かる。

②加えてSPも上げてみる。スイクンの追い風なら拘った状態のガブリアスとサンダーの両方のSPを同時に上げることが可能だ。するとどうだろう、スイクンのカードのDFが犠牲にはなったが、ATとSPが非常に秀でたカードが2枚手持ちにある状態が作れた。ターン数は限られるが、これだけ強力なカードを使える間は殴り合いをかなり有利に進めることは間違いないだろう。

素の状態
ガブリアスnサンダーnスイクン
887
8810
886
       ↓
①拘り鉢巻と拘り眼鏡でATを上げる
ガブリアスnサンダーnスイクン
拘り鉢巻拘り眼鏡
12127
8810
886
       ↓
②スイクンの追い風!全体のSPを底上げ
ガブリアスnサンダーnスイクン
拘り鉢巻拘り眼鏡
12127
882↓
16↑16↑12↑
\超強力なカードが2枚/

■強いカードに拘りアイテムを持たせATを上げ、追い風でSPを底上げし非常に殴り合いに強い(というか一方的に殴り倒す)状態を作れる

また、ここでのスイクンはDFを犠牲に追い風を使うことなので、DFを上がるアイテムを持たせると相性がいいと分かる。この場合は、オボンの実やソクノの実、食べ残しを持たせるとよい。

■補助ポケにはDFアップアイテムが相性がよい(オボンの実、気合の襷、たべのこし、半減実)


~トリックルームパーティ~
基本的な考え方は前述した「ガブスイクンサンダー」と同じである。ただし、今回はSP以外の能力が突出して高いポケモンのATを強化し、トリックルームを使って欠点である低いSを逆に利点に変えようというもの。

素の状態
ジバコイルnナットレイnクレセリアn
985
9912
525
       ↓ 
①拘り眼鏡と拘り鉢巻でATを上げる
ジバコイルnナットレイnクレセリアn
拘り眼鏡拘り鉢巻
13125
9912
525
       ↓  
②クレセリアのトリックルーム!SP逆転
ジバコイルnナットレイnクレセリアn
拘り眼鏡拘り鉢巻
13125
994↓
525
 \超強力なカードが2枚/

■AT・DFが高くSPが低いポケモンのATを強化。トリックルームでSPを逆転して殴り合いに強い状態を作れる


このときクレセリアにオボンの実を持たせておくと、2回目のトリックルームを張りやすくなるのでやはり補助ポケはDFアップアイテムと相性がよい。あるいは、ATが低いクレセリアにゴツゴツメットを持たせてATを底上げする手も選べる。

クレセリアnクレセリアn
オボンの実ゴツゴツメット
57
1512
55

■補助ポケにDFアップアイテムを持たせると補助技を使える回数増加に期待できる
■ATを補えるゴツゴツメットは高耐久ポケモンと相性がよい


~ちんまん構築~
今度は少々特殊な形ではあるが、ローテーションバトルを代表する戦術の一つなので解説する。「ちんまん構築」、あるいは単に「ちんまん」と呼ばれるこの構築ではモロバレルと殻を破るパルシェンを用いる。モロバレルの後攻催眠で眠った相手が次に行動しようとしても確実に起きない状況を作り、その隙に襷パルシェンが襷を残したまま殻を破るのを目指すものである。あるいは、本来突破できないはずの相手を眠らせたままパルシェンで2回殴って突破してしまうという抜きパターンもある。

襷を残して殻を破ったパルシェンというカードは、それ1枚で勝利を確定するだけでの性能があるので、ギミックとしては非常に恐ろしいものになっていると言える。

前段階
パルシェンnモロバレルnニョロトノn
気合の襷
85
109
62
       ↓ 
キノコの胞子で相手が眠っている隙を突いて殻を破る! 
パルシェンnモロバレルnニョロトノn
気合の襷
165
104↓
122
\勝利確定カード/

モロバレル+パルシェンの組み合わせはとにかく挑発を覚えたヒードランに弱いので、そのヒードランに強い水ポケモンと相性がよい。なおかつ対砂パでも天候上書きでパルシェンの襷を守れるニョロトノが人気なようだ(ステータスは省略)。

■(後攻)胞子や催眠術は相手の行動を制限してくれるので、味方のDFの消耗を抑えることができる補助技


~その他スタン系構築~
強いとされる構築の中にはスタン系に分類できるものも数多い。スタンの定義は曖昧なものだが、基本的には「ギミックは控えめにして強い駒を並べて最初から殴り合う」といった方針の構築を指すものと思われる。

細かい解説は割愛するが、強いポケモンの強い型(ステータスが高くなる型)を採用していることが何となく分かってもらえればいいだろう

例1 眼鏡ラティオス、襷テラキオン、剣舞ジュエルバットハッサム
ラティオスnテラキオンnハッサムn
拘り眼鏡気合の襷飛行ジュエル
9→1387→8(→16
76107
995(+)
+サンダー、ブルンゲル、バンギラスetc

例2 スカーフガブリアス、剣舞ジュエルバットハッサム、眼鏡霊獣ボルトロス
ガブリアスnハッサムn FCボルトロスn
拘りスカーフ飛行ジュエル拘り眼鏡
87→8(→16)710
877
8→125(+)10
+バシャーモ、バンギラス、ブルンゲルetc

例3 襷ユキノオー、スカーフガブリアス、鉢巻コバルオン
ユキノオーnガブリアスnコバルオンn
気合の襷拘りスカーフ拘り鉢巻
8869
7→1088
68→129
+スイクン、シャンデラ、FCボルトロスetc

以上、紹介。

まとめ
■3枚のカードを出し合って殴りあわせるのを繰り返すゲーム(+交代)
■カードには3つのステータスがある
AT(火力と範囲)
DF(耐久と耐性)
SP(素早さと優先度)
■ステータスが高くバランスが良いほど殴り合いで有利
■ATとSPが圧倒的に高い場合も有利
■より高いステータスのカードを揃えた方が有利
■足りないステータスは持ち物や積み技、補助技で補う
■1体のDFを犠牲に補助技を使うことで、味方のステータスを上げることができる
■相手も補助技や積み技でステータスを上げてくる点には注意
■相手より早くそして高くステータスを上げられた方が有利
■強いカードに拘りアイテムを持たせATを上げ、追い風でSPを底上げし非常に殴り合いに強い(というか一方的に殴り倒す)状態を作れる
■補助ポケにはDFアップアイテムが相性がよい(オボンの実、気合の襷、たべのこし、半減実)
■AT・DFが高くSPが低いポケモンのATを強化。トリックルームでSPを逆転して殴り合いに強い状態を作れる
■補助ポケにDFアップアイテムを持たせると補助技を使える回数増加に期待できる
■ATを補えるゴツゴツメットは高耐久ポケモンと相性がよい
■(後攻)胞子や催眠術は相手の行動を制限してくれるので、味方のDFの消耗を抑えることができる補助技
繰り返すが、ローテーションバトルはカードを出し合って殴りあわせるゲーム性なので、手持ちのカードのステータスを如何に高く保つかが最終的な勝率確保に影響を与えてくると考えられる。

いくら相性補完が綺麗に見えても、カードのステータスが低いまま殴り合いをしていればどこかを先に崩されて負けてしまうことが増えるだろう。ステータスが高ければ相性補完をある程度無視して有利に戦うことができるのだから。相性補完を綺麗にする以前に、まずは強いカードになっているか、そしてカードを強い状態で使えているかを確かめて欲しい。

火力に期待すべきポケモンの火力を強化せずに使っているだとか、無駄に範囲を広げ過ぎてメイン技の火力が足りないだとか、鈍足が多いのにトリックルームが入っていないだとか、そういった殴り合いに強くならない要素は改善してみてはどうだろうか。

以上、意図的に「相性補完」を無視して「カードのステータス確保」について重点的に扱ったが、第3章以降を書く機会があれば相性補完についても言及して行きたいと思う(ちなみに今のところ書く目処は立っていない)。

つづく(この章で終わる可能性が高い)

参考
http://victreal.net/yugiohCard/gallery/2226/ (画像引用元)

雨ナットユクシー

(BW)PT紹介
09 /18 2012
雨ナットユクシー(ぴろ雨アレンジ)
ニョロトノnキングドラnナットレイnユクシーn カイリュー コバルオンn  
 
構築
※乱数で落ちる確率は、急所率込み&命中考慮外 
ニョロトノ特性/あめふらし
ニョロトノn持ち物/きあいのタスキ
控えめ 166(4)-x-95-156(252)-120-122(252)
 なみのり れいとうビーム あまごい ほろびのうた
雨波乗りで197-127ヒードランが確1
冷凍Bで205-113ガブリアス(ブルンの熱湯を身代わりが耐える)を乱1 (12/16)
A200ガブリアスの鉢巻ダブチョが 乱2 (17.60%)

キングドラ特性/すいすい
キングドラn持ち物/いのちのたま
控えめ 151(4)-x-115-161(252)-115-137(252)
ハイロドポンプりゅうのはどう  なみのり  みがわり 
特に調整先は無い

ナットレイ特性/てつのとげ
ナットレイn持ち物/ラムのみ
呑気 181(252)-146(252)-167(4)-74-136-22
 ジャイロボールパワーウィップ  のろい    ねむる  
A+1ジャイロ(150)で183-116ガブリアスを鉄刺1回込み 乱1 (15/16)
A172バシャーモの飛び膝蹴りが確2

ユクシー特性/ふゆう
ユクシーn持ち物/ゴツゴツメット
図太い 182(252)-x-193(204)-95-157(52)-115
サイコキネシスいやしのすず  あくび  トリックルーム
A204バンギラスの鉢巻かみ砕くが砂ダメージ1回込みで 確2
C161キングドラの眼鏡竜波動が 乱2 (14.86%)

カイリュー特性/マルチスケイル
カイリュー持ち物/ドラゴンのジュエル
意地っ張り 167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)
ドラゴンクロー げきりん   しんそく  りゅうのまい
A+1ジュエルドラクロ(A+0ジュエル逆鱗)で157-127ロトムを確1
A182ガブリアスの珠ダブチョが 乱1(13.48%)

コバルオン特性/せいぎのこころ
コバルオンn持ち物/こだわりハチマキ
陽気 167(4)-137(212)-150(4)-x-97(36)-176(252)
インファイトせいなるつるぎストーンエッジアイアンヘッド
鉢巻インファイトで181-152ナットレイを確1
A187ドリュウズの地震が 乱1 (1/16)
C182ラティオスの眼鏡サイキネが 乱1 (1/16)

全体解説
雨シュバルゴと同様に、雨軸とトリル軸の2つを搭載し、相手の対応能力のパンクを狙った構築で、今回はナットレイ採用版。知る人ぞ知る、ニョロトノ/キングドラ/ナットレイ/ユクシー/バシャーモ/カイリューのBW構築(ピロさん作)をアレンジしたもの。

対ハッサム、対シュバルゴが難点に感じていたが、バシャーモの枠をコバルオンに変えることで対応を図っている。ナットレイミラーを考えてもコバルオン採用の方が楽になるかもしれない。

襷が余っているので今回も襷ニョロトノ。ニョロトノのレベルを下げてバンギラスやユキノオー相手に初手天候を取れるようにしても面白いかもしれないが、今回は非トリル下でハッサムを自由にさせたくなかったので控えめCSニョロトノにした。ナットレイミラーの解消手段を少しでも確保したかったので"滅びの歌"を持たせた。

始めはユクシーではなく数値の高いクレセリア採用で考えていたが、どうやっても対モロバレルが楽にならないので、"癒しの鈴"が使えるユクシーを採用した。"鈍い/眠る"ナットレイと組ませることで、"癒しの鈴"を能動的に戦術に組み込めるようになる。

カイリューは対雨を見れてトリルとの相性もよい上、ユクシーの癒しの鈴の存在により麻痺や火傷での事故リスクが減っていていつもより動きやすい。ヒードランより遅いポケモンに寄りすぎているため、カイリューやキングドラをS補正に変えてもいいかもしれない。

それでは個別解説に移る。

個別解説
★ニョロトノ
「1回の行動保証」と「対ヒードラン、対竜での処理速度の確保」を両立できる襷C特化ニョロトノ。Sを下げてもよいが、非トリル下でハッサムを自由にしたくないのでSに振った。レベルを下げてユキノオーやバンギラス相手に初手天候を取れるようにしてもよいが、最高でもLv42になるため単体での性能には期待できなくなる(一応、がむしゃらや催眠術といった有用な技は覚える)。

繰り返すが、雨シュバルゴでは守るにしていた枠をナットレイミラーを見て滅びの歌に変えてある。

★キングドラ
雨シュバルゴに比べて対ヒードランが重たいので、軽くするため臆病にして先手を取れるようにしてもよい。持ち物は拘り眼鏡も選択可能である。

★ナットレイ
構築の肝なので少しでも落ちにくくなるようにBに厚くした。A特化にすると鈍い1積みジャイロボールでガブリアスが落ちるなどあるが、これだけのAでも鉄の刺込みで大体1発なので十分といえば十分。

ラムの実なのは、対カイリキーを前にしても鈍いを積んで切り返しをスムーズにするため。例えば、対スカーフカイリキー相手にトリルから切り返す場合、ナットレイがラムなら爆裂パンチを耐えて鈍いを積み、後はユクシーで一度動ければよくなる。

★ユクシー
HB特化にするとカイリューの竜舞ジュエル逆鱗を耐えるが、逆鱗の通りがよい構築でもないのでそこまで振る必要はないと判断。鉢巻バンギラスのかみ砕く+砂ダメ耐えまで確保し、後は代わりにもっと撃たれそうな眼鏡グドラの竜波動2耐え(雨ドロポン1耐え)程度までDに回した。

技は欠伸の枠で迷ったが、対鉢巻メタグロスを考えたときに少しでも軽くなるような技を選んだ。コバルオンやテラキオンの相手をしたときのS108族ミラーを考えると電磁波も欲しかったが、それよりも鉢巻メタグロスが辛いので欠伸にした。

★カイリュー
もともと、クレセリア(ユクシー)/ナットレイ/カイリュー はタフで強い並びとして知られているのですんなり入ってきた。雨ミラーにも強めでトリルとの相性もよいが、ナットレイの相手は苦手なポケモンなので、選出するときはコバルオンと並べて出す機会が多くなりそうだ。炎のパンチや瓦割を採用するのも一考の余地はあるが、今度はクレセリア等が重くなる。一長一短なら単体性能が高くなる逆鱗を採用したい。

★コバルオン
バンギラス、ナットレイ、ヒードラン、ハッサム、シュバルゴ辺りへの対応性能が魅力。調整はこの配分の汎用性が高く、こいつ一匹でローテのコバルオンは事足りると言っていいかもしれない。

融通点
・ニョロトノの配分:控えめCS⇔冷静HCその他
・キングドラの配分⇔臆病CS
・カイリューの配分⇔陽気AS

【ローテ】オススメ育成ポケ 20選(12/09/16)

(BW)育成オススメ一覧
09 /16 2012
「ローテ始めたいけど何を育成すればいいか分からない」という人向けの記事。個人的に育成優先度が高いと思われる20匹を選んだ。これに漏れたポケモンでも有用なものは少なくないので注意。大まかだが、育成優先度の高い順に並べてある。

※乱数で落ちる確率は、急所率込み&命中考慮外 
ガブリアス特性/さめはだ
ガブリアス持ち物/こだわりスカーフ or きあいのタスキetc
陽気 183-182(252)-115(4)-x-105-169(252)
 げきりん   じしん  ダブルチョップドラゴンクロー*
ドラゴンクロー/ストーンエッジから選択 気合の襷なら剣の舞

ガブリアス特性/すながくれ
ガブリアス持ち物/ひかりのこな or いのちのたま or こだわりスカーフetc
陽気 185(12)-181(244)-115-x-105-169(252)
ダブルチョップ  じしん   みがわり* つるぎのまい*
げきりん/みがわり/つるぎのまいから選択 スカーフならドラクロやエッジ

ラティオス特性/ふゆう
ラティオスn持ち物/こだわりメガネ or いのちのたま
臆病 155-x-101(4)-182(252)-130-178(252)
りゅうのはどうサイコショック*りゅうせいぐん  なみのり* 
サイコショック/サイコキネシスで選択、なみのり/くさむすび/トリックetcから選択
モロバレルを見るならショック、パルシェンを砂ダメと合わせて倒したいならキネシス

カイリュー特性/マルチスケイル
カイリュー持ち物/ドラゴンのジュエル or いのちのたまetc
意地っ張り 167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)
ドラゴンクロー  しんそく  りゅうのまい  げきりん* 
A+1ジュエルドラクロ(A+0ジュエル逆鱗)で157-127ロトムを確1
A+1珠逆鱗でHB特化ブルンゲルを 乱1 (14/16)

バンギラス特性/すなおこし
バンギラスn持ち物/こだわりハチマキ or きあいのタスキetc
勇敢 207(252)-204(252)-131(4)-115-120-59
 かみくだく ストーンエッジ*  けたぐり* れいとうパンチ*
ストーンエッジ/岩雪崩で選択、けたぐり/冷凍P/大文字/まもるetcで選択
A161パルシェンの破り氷柱を5発耐え程度



バンギラス特性/すなおこし
バンギラスn 持ち物/きあいのタスキ or こだわりハチマキetc
意地っ張り 175-204(252)-131(4)-x-120-113(252)
 かみくだく ストーンエッジ*  けたぐり* れいとうパンチ*
ストーンエッジ/岩雪崩で選択、けたぐり/冷凍P/まもるetcで選択
S-1ガブリアス抜き程度の素早さ

クレセリア特性/ふゆう
クレセリアn持ち物/オボンのみ
図太い 225(236)-x-187(236)-95-155(36)-105
サイコキネシスひかりのかべ あまごい トリックルーム
C216シャドボが確2(C161グドラの眼鏡雨ドロポンを1.5発耐え)
A204カイリューの舞ジュエル逆鱗を余裕を持って耐える程度

ボルトロス特性/いたずらごころ
ボルトロスn持ち物/オボンのみ or たべのこしetc
臆病161(52)-x-90-161(124)-110(76)-179(252)
10まんボルト めざパ(氷)  でんじは  みがわり 
C172トゲキッスのエアスラを身代わりが 確2
10万VでHBブルンゲルをソクノ込みまたはオボン込みで 確2程度

FCボルトロス特性/ちくでん
FCボルトロスn持ち物/オボンのみ or こだわりメガネ
控えめ 161(56)-125-98(64)-199(124)-102(12)-153(252)
10まんボルトめざパ(氷)きあいだま くさむすび 
A200ガブリアスの逆鱗が 乱1 (1/16)
C182ラティオスの眼鏡波動が 確2

ヒードラン特性/もらいび
ヒードランn持ち物/ふうせん or たべのこし or ヨプのみetc
臆病 193(212)-x-127(4)-155(36)-127(4)-141(252)
 だいもんじ りゅうのはどうだいちのちから* みがわり* 
身代わりがA160ナットレイの1.5倍ジャイロボール(威力150)を確定耐え
C200ジバコイルの眼鏡かみなりが 確2程度



コバルオン特性/せいぎのこころ
コバルオンn持ち物/こだわりハチマキ
陽気 167(4)-137(212)-150(4)-x-97(36)-176(252)
インファイトせいなるつるぎストーンエッジアイアンヘッド
鉢巻インファイトで181-152ナットレイを確1
A187ドリュウズの地震が 乱1 (1/16)
C182ラティオスの眼鏡サイキネが 乱1 (1/16)

キノガッサ特性/テクニシャン
 キノガッサn持ち物/いのちのたま
意地っ張り 163(220)-199(244)-100-x-86(44)-90
タネマシンガンマッハパンチストーンエッジつるぎのまい
珠タネガンでHB特化ブルンゲルが 確3
C161キングドラの珠波動+珠ダメージが 確2、眼鏡波動が乱1 (13/16)

ドリュウズ特性/かたやぶり
ドリュウズn持ち物/こだわりハチマキ or こだわりスカーフ or きあいのタスキ
陽気 185-187(252)-81(4)-70-85-154(252)
  じしん  いわなだれアイアンヘッド*  じわれ*  
アイアンヘッド/じわれ/つのドリル/つるぎのまい から選択
鉢巻地震で155-101ラティオスが 確1
メタグロス特性/クリアボディ
メタグロスn持ち物/こだわりハチマキ
意地っ張り 182(212)-204(244)-152(12)-x-114(28)-92(12)
しねんのずつきアームハンマーコメットパンチバレットパンチ
鉢巻アームハンマーで193-127ヒードランを 乱1 (11/16)
C172ロトムの眼鏡ドロポンが確2

ハッサム特性/テクニシャン
ハッサムn持ち物/ひこうのジュエル or オボンのみ or いのちのたま
意地っ張り 167(172)-199(244)-120-x-112(92)-85
バレットパンチ  むしくい  アクロバット*つるぎのまい
アクロバット/つばめがえし/でんこうせっか/かわらわり/おいかぜ から選択
C200ジバコイルの眼鏡10万Vが 乱1 (1/16)



ナットレイ特性/てつのとげ
ナットレイn持ち物/カゴのみ or ラムのみ or たべのこし
勇敢 181(252)-160(252)-152(4)-x-136-22
ジャイロボールパワーウィップ*  のろい    ねむる  
パワーウィップ/タネマシンガンで選択
A+1ジャイロで183-116ガブリアスを 乱1 (12/16)

ブルンゲル特性/のろわれボディ
ブルンゲルオスn持ち物/ソクノのみ or たべのこし or オボンのみ
呑気 207(252)-x-134(252)-105-126(4)-58
  ねっとう*    とける*  トリックルームじこさいせい
溶ける型以外なら、ねっとう/なみのり、シャドボ/あられ/鬼火etcから選択
A205ドリュウズの剣舞地震耐え程度

シャンデラ特性/もらいび or ほのおのからだ
シャンデラn持ち物/きあいのタスキ
控えめ 167(252)-x-110-215(244)-110-102(12)
シャドーボール だいもんじ* めざパ(氷)*トリックルーム
大文字/火炎放射、めざ氷/めざ地etcから選択 適宜S調整
シャドーボールで155-130ラティオスを 乱1 (14/16)
 
ユキノオー特性/ゆきふらし
ユキノオーn持ち物/きあいのタスキ or いのちのたま
勇敢 165-158(252)-95-144(252)-105-58
  ふぶき* こおりのつぶてギガドレイン*  じしん* 
ギガドレ/地震/草結び/ウドハン/守る、珠なら吹雪/冷凍B、ウドハン選択
吹雪で167-120カイリューが 乱1 (14/16)
珠ウドハンでHB特化ブルンゲルを確1

ニョロトノ特性/あめふらし
ニョロトノn持ち物/きあいのタスキ
呑気 197(252)-x-138(244)-110-122(12)-67
 なみのり れいとうビームほろびのうた  まもる  
波乗り/熱湯/冷凍B/滅び歌/守る/雨乞い/催眠術/アンコールetcから選択
C200ジバコイルの眼鏡かみなりが 確2
A205ドリュウズの地震を2発耐え程度

ローテーションバトル概論 第1章

(BW)ローテ64
09 /16 2012
第1章 基本確認 12/09/16
―ローテーションバトルの仕様―
ローテーションバトル(以下ローテ)は、手持ちから4体を選出し、1体を"控え"に残し、3体のポケモンを繰り出して戦う形式である。繰り出した3体は、"全体の場"に含まれる"前衛"1体と、全体の場に含まれない"後衛"の2体に分けられる。ダブルトリプルなら全体の場に含まれる自軍のポケモンは2匹ないし3匹となるが、ローテでは1匹のみとなる

技の選択時に前衛と後衛で差はなく、いわば4×3=12個の技から1つを選ぶことに等しいが、後衛のポケモンの技を選んだ際は"ローテーション"が行われ、後衛にいたポケモンが前衛に移動する(※1)。12つの技選択に"交代"を合わせた計13個の選択肢から1つを選び対戦を行う、交代は、ターンの始めに前衛にいたポケモンとのみ行える(A⇔Dでしか交代を行えない)。

1試合の所要ターン数は多くが12~15ターン程度に収まる。また、ランダムマッチの選択時間は3分と長い。

※1 対戦相手とお互いにローテーションする場合は、ローテーション先の素早さ関係が早い順にローテーションが行われる。例えば、こちらがナットレイにローテーションを選んで対戦相手がガブリアスにローテーションを選んだ場合、相手の方が先にローテーションされる。

ローテダブル概略図

特性の発動にはいくつか注意が必要である。"すなおこし"を始めとする天候変化特性、"トレース"、"いかく"等の、"場"に出た時に発動する特性は、ローテでは全体の場に出た瞬間にしか発動しない。これは、一番始めに"先頭"で出すか、交代から繰り出す必要があることを意味する。

先頭で出すか交代で出すかでないと発動しない主な特性
・天候変化
・いかく
・トレース
・ダウンロード
・おみとおし
・かわりもの

また、場にいることで発動する特性は、ローテでは全体の場にいるときのみ発動する。例えば、"ノーてんき"や"フラワーギフト"はその特性を持つポケモンが先頭にいるときのみ発動し全体の場にいるポケモンにのみ有効であるし、"かげふみ"はターンの始めにその特性のポケモンが先頭にいる場合に限り相手の交代を制限する(※2)。

ダブルトリプル等では場(あるいは隣接した列)に有効な特性でも、ローテでは先頭のポケモンにのみ有効な主な特性
・ノーてんき
・フラワーギフト
・かげふみ
・フレンドガード(実質発動しない)
・いやしのこころ(実質発動しない)

※2 当然ながら、かげふみが制限するのは交代のみで、ローテーションを制限することはできない

逆に、先頭に出さないことで発動(特性の表示)を避ける手法も重要となる。"かたやぶり"、"プレッシャー"は、後衛で出すと特性の表示が行われないので、相手はすぐに特性を見破れない(特にドリュウズで有効となる)。同様に、"ふうせん"を持たせたポケモンの"ふうせんで ういている"という表示も後衛で出すと表示されない点は重要である。また、キュウコンを先頭に出してバンギラスを"後衛"に出すことで、「0ターン目から晴れ下でバンギラスを場に出せる」といったことも可能。これはローテでしかできない(きんちょうかんバンギラスは除く)。

後衛で出すと表示を隠せるもの
・かたやぶり
・プレッシャー
・とうそうしんetc
・持ち物 ふうせん

次にターン経過に関わる仕様について説明する。ターン経過は全体と個別に分かれ、全体のものは全体の場で毎ターンに処理が行われ、個別のものはそのポケモンが全体の場で行動したターンの終わりに処理が行われる。

全体の場で毎ターンに処理が行われるもの
・おいかぜ、トリックルームの効果
・あまごい等の天候変化
・ひかりのかべ、リフレクター、しんぴのまもり等の壁の効果
・しろいきり、おまじない等の効果

個別にターン処理が行われる特性には、"かそく"、"むらっけ"、"あめうけざら"や"スロースタート"等が含まれ、これらはターンの終わりにその特性を持つポケモンが全体の場にいなければ(何らかの技を繰り出していなければ)発動しない。

ターン終了時に先頭にいた場合にのみ発動が個別に処理(ターン経過カウント)される特性
・かそく
・むらっけ
・あめふけざら
・かんそうはだ
・スロースタート

ターン経過カウントについては技によるものも同様で、"ほろびのうた"や"アンコール"、"かなしばり"、"ちょうはつ"の継続ターン消費や、"さいみんじゅつ"や"ねむる"による睡眠ターン消費も、ターン終了時に先頭にいなければ(何らかの技を繰り出さなければ)行われない。"まもる"、"みきり"、"こらえる"の連続使用についても、ターン終了時に先頭にいることで(何らかの技を繰り出すことで)カウントorリセットされる(※2)。"ねこだまし"についても、そのポケモンを始めて行動させるまでいつでも使用することができる。

ターン終了時に"先頭"にいた場合にのみ個別にターン消費がなされるもの
・ほろびのうた
・アンコール
・かなしばり
・ちょうはつ
・ねむり状態
・まもる、みきり、こらえる
・ねこだまし

※2 "まもる(みきり、こらえる)"の連続使用は、ポケモン毎にカウントされる。故に、3体全てがまもるを覚えていた場合、1体ずつまもるを使うことで、3ターン連続で"まもる"ことができる。

―ローテ概略―
仕様の確認を終えたところで、ローテ対戦の特徴について紹介する。簡略のため、比較対象はシングルとダブルに絞って行う。

①交代はハイリスクローリターン
シングルやダブルでは、ポケモン同士の対面状況が非常に重要であり、故にリスクが高い交代を行っても、交代により対面状況を有利に変えることが出来れば、今度は相手が交代しなければならないリスクを背負わなければなるのでそのリスクを引き受ける意義は十分にある。

しかし、ローテでは交代により対面状況を有利に変えようとしても、相手は3匹のポケモンを即座に動かせるため、わざわざ交代しなくても対応できてしまう。相手が交代しなければならないリスクを押し付けることが困難なのだ。

故に、交代という行動は基本的にハイリスクローリターンである。詳しくは後述するが、身代わりや積み技が強いルールなので、その1ターンに見せた隙が致命的なものになり得る危険性はかなり高いと言える。ただし、あくまで基本的な話なので、交代のリスクに見合うだけのリターンがあるケースもある。慎重に判断したい。

交代がハイリスクローリターンである都合上、ステータス下降系(とりわけS操作)の技や、行動制限系の戦術(※3)が有効になりやすい。一方で、ステルスロックやとんぼ返り、特性:再生力といった戦術の性能は大きく下がっている。
・こごえるかぜ、ローキック、じならし
・アンコール、ちょうはつ、かなしばり、ほろびのうた、みずびたし、こんらん(爆裂パンチ、あやしいひかり)、拘りトリック
※3 "メロメロ"は、片方が"ローテーション"すると効果が消えるので使いにくい

あまりに交代がハイリスクなため、これらの技を貰っても交代せずに戦えるような対策を用意したい。凍える風を貰っても追い風で抜き返したりトリックルームで先手を取れるようにしたり、ニョロトノにアンコールされないようにハッサムの素早さを落として剣の舞をしたり、相手が安易に補助技を使えないように攻撃性能が高いポケモンを並べたりなど。

②対面が安定しない(同時行動)
シングルやダブルは"交代"を除くと対面が固定されているが、一方でローテは流動的である。「バンギラスにインファイトを撃ったら、"まもる"か"交代"をされない限りバンギラスを倒せる」のがシングルダブルの日常だが、ローテでは「バンギラスに撃ちこむべくインファイトを撃ったら、ラティオスが回ってきてサイコキネシスで返り討ちにされた」ということが常にあり得る。

このように、本来想定しているポケモン以外と対峙してしまう可能性が付きまとうため、対面が安定しないことはローテーションバトルの最も重要な特徴の一つと言える。

そのため、ラティオスにめざ炎を持たせてナットレイの突破を狙ったり、ウルガモスのようなポケモンで技の撃ち分けをして突破を狙ったり、と言った戦術はシングルほど使いやすくなっていない。

「シングルならハッサムを焼き殺し、蝶の舞さざめきでラティオスを倒すウルガモスも、ローテではハッサムにさざめきを受けられアクロバットで殴り殺される」というのは非常によく見る光景。

「シングルならサンダーを岩雪崩で撃ち落としメタグロスを珠地震で葬るドリュウズも、ローテではサンダーに地震を空かされて熱風で焼かれるし、メタグロスに雪崩を受けられてアムハンで潰される」のも似たような話だ。

この問題の解消には、「範囲と耐性の一致」の概念が非常に重要となる。「範囲と耐性の一致」とは、遂行範囲内の相手以外に対面してしまっても、耐性により失うアドバンテージが少ない状態、あるいは行動を指す。

例えば、バンギラス+ラティオスの並びに対して、カイリキーはバンギラスを倒せるがラティオスと対面した際に一撃で倒されるため「範囲と耐性が一致していない」と言える。ここで、代わりにメタグロスでアームハンマーを撃つとする。アームハンマーでバンギラスを倒せる一方で、ラティオスと対面してしまってもメタグロスはさほど消耗しない。このとき「メタグロスのアームハンマーは範囲と耐性が一致している」と表現される。

確率上、疑似的に「範囲と耐性の一致」を満たすトゲキッスというポケモンも知られている。バンギラス+カイリキーの並びに対して、トゲキッスでエアスラッシュを選らんだ場合、遂行範囲内のカイリキーではなくバンギラスに当ててしてしまっても、天の恵みエアスラの追加効果により6割の確率で反撃のリスクを回避できる。

「範囲と耐性の一致」から更に極端に有利な状況になり反撃を貰わずに相手を倒しきれる状況になると、「一貫性」があると言われる。キングドラの雨ドロポンで全員が圏内に入っていたり、スカーフガブリアスの逆鱗で全員が倒される状況になった場合に「攻撃の一貫性ができた」と表現される。ただし、用語の意味は曖昧で、「範囲と耐性の一致している」と「一貫性がある」が、混同されて使わることはしばしばある。

また、不利対面になってしまっても行動できずに倒されてしまうことがないように「行動を保証」してやると立ち回りが安定する。追い風を確実に遂行したいスイクンならソクノの実を持たせたり、パルシェンのような数値の足りないポケモンに気合の襷を持たせて確実に殻を破るを使わせる戦略は重要である。他に、クレセリアにオボンの実を持たせて、トリックルームを2回始動させたり、なども「行動の保証」に含まれる。

③繋ぎターンをロスしない
特にシングルとの重要な差別点で、追い風やトリックルーム、光の壁(リフレクター)を使用した直後に、シングルと違って"交代"や大爆発などの"自主退場"を挟まずに違うポケモンを動かすことができる。単純に1ターン余裕ができるので、以上のサポート技の使い勝手はシングルより遥かに高い。

また、ダブルではサポート役のポケモンがそのまま場に居座らなければならないので、サポート役も攻撃に参加できる性能が求められる。一方でローテではサポートを使用したポケモンでわざわざ攻撃する必要がないため、サポート役はサポートに専念した型でもさして支障はない。

ローテにおける"まもる"は、これらのサポート技のターン消費に役立つので、対策として有用である。極端な話、全てのポケモンに"まもる"を覚えさせておけば、3匹で連続で守ることで相手の追い風ターンを丸々消費させることができる。

④好きな時に動いて、他は動かさなくてよい
これもまたローテの重要な特徴の一つ。場に出ているなら交代も含めて何らかの行動をしなければならないのが他のルールでは常識だが、ローテでは特定の1体ないし2体を連続して動かさなくてもいい。

これにより、積み技の使い勝手が変化する。例えば、シングルにおいて初手にカイリューで"りゅうのまい"を積んでも、控えのエアームドを突破出来なければカイリューで敵を殲滅することはできない。しかし、ローテにおいてはカイリューが突破できない鋼に余力がある間はカイリューを温存しておき、他の2匹で鋼を削れた所を見計らってカイリューの"げきりん"を選択し敵の殲滅を図る、といった立ち回りが可能となる。

ただし、②対面が安定しない でも触れたように完全有利対面が成立しにくいため、積み技を使う際のリスクはシングルよりも跳ね上がっている。また、ダブルバトルのように隣で"猫騙し"や"威嚇"を入れてサポートすることもできない。積む際のリスクが増大し、積んだ後の融通性が上がったのがローテの積み技である。

積み技に劣らず、"拘り鉢巻"や"拘り眼鏡"、"拘りスカーフ"といった拘りアイテムの使い勝手の変化も重要である。水ロトムが相手の眼鏡ラティオスの"竜星群"で倒された所をウルガモスの起点にしたり、舞ったウルガモスを止めるために"ストーンエッジ"を撃ってきたスカーフガブリアスを砂掻きドリュウズの起点にする、といったように、シングルバトルでは拘りアイテムは常に起点にされるという大きなリスクを抱える。

ところが、ローテにおいては拘りポケモンを好きなタイミングで動かしたり後衛に引っ込ませたりできるため、起点にされるという危険性が低く、使い勝手は寧ろシングルバトルより格段によい。拘りポケモンが1匹出ていても、12個あった技選択が9個になるだけで十分多い。ただし、拘りポケモンが2匹、3匹と増えると12個あったものが6個、3個と大きく減る。加えて、"呪われボディ"や"金縛り"で技を金縛り状態にされるとリスクが高い"交代"!をするか悪あがきしか選べなくなるため、過度な採用や安易な採用には慎重になった方がいいかもしれない。

以上4点をまとめると、
①交代はハイリスクローリターン
→行動制限や下降技が強い
→それらを撃たれても交代せずに済む構築、安易に補助技を選択させない構築、を心がける
②対面が安定しない
→「範囲と耐性の一致」、「一貫性」、「行動の保証」が重要
③繋ぎターンをロスしない
→追い風やトリックルーム、壁張りといった戦術が強い
④好きな時に動いて、他は動かさなくてよい
→積み技は積むリスクが大きいが積んだあとの融通性は高い、拘りアイテムは融通性が高く使い勝手がいい

これらを一度に頭に入れるのは難しいので、対戦の度に参照・確認することで徐々に理解していけばいいと思う。概略を示せたので次章ではローテで強い構築の構築方針について解説していく。
第2章 ステータス理論

※備考
第1章を書くにあたり、OKAさんのブログを参考にしました
http://98.xmbs.jp/tbhmeal2010poke-11382-n.php?guid=on



【ローテ】雨シュバルゴ

(BW)PT紹介
09 /12 2012
雨シュバルゴ
ニョロトノnキングドラnFCボルトロスnクレセリアnシュバルゴn コバルオンn

 構築
※乱数で落ちる確率は、急所率込み&命中考慮外 
ニョロトノ特性/あめふらし
ニョロトノn持ち物/きあいのタスキ
控えめ 166(4)-x-95-156(252)-120-122(252)
 なみのり れいとうビーム あまごい   まもる  
雨波乗りで197-127ヒードランが確1
冷凍Bで205-113ガブリアス(ブルンの熱湯を身代わりが耐える)を乱1 (12/16)
A200ガブリアスの鉢巻ダブチョが 乱2 (17.60%)

キングドラ特性/すいすい
キングドラn持ち物/いのちのたま
控えめ 151(4)-x-115-161(252)-115-137(252)
ハイロドポンプりゅうのはどう  なみのり  みがわり 
特に調整先は無い

FCボルトロス特性/ちくでん
FCボルトロスn持ち物/こだわりメガネ
控えめ 161(56)-x-96(48)-200(136)-102(16)-153(252)
 10まんボルト  かみなり めざパ(飛) くさむすび 
A182ガブリアスの逆鱗が 天候ダメ1回込み 乱1 (1/16)
A182ラティオスの眼鏡波動が 確2

クレセリア特性/ふゆう
クレセリアn持ち物/オボンのみ
図太い 225(236)-x-187(236)-95-155(36)-105
サイコキネシスひかりのかべ あまごい トリックルーム
C216シャドボが確2(C161グドラの眼鏡雨ドロポンを1.5発耐え)
A204カイリューの舞ジュエル逆鱗を余裕を持って耐える程度

シュバルゴ特性/むしのしらせ
シュバルゴn持ち物/むしのジュエル
勇敢 177(252)-205(252)-125-x-126(4)-22
 メガホーン シザークロス みがわり つるぎのまい
C172ロトムの眼鏡ドロポン≒C216ボルトの眼鏡10万 を天候ダメ込み 確2
1.5倍メガホで、227-189特化クレセリアが 乱1(13/16)、B4ガブが乱1(14/16)

コバルオン特性/せいぎのこころ
コバルオンn持ち物/こだわりハチマキ
陽気 167(4)-137(212)-150(4)-x-97(36)-176(252)
インファイトせいなるつるぎストーンエッジアイアンヘッド
鉢巻インファイトで181-152ナットレイを確1
A187ドリュウズの地震が 乱1 (1/16)
C182ラティオスの眼鏡サイキネが 乱1 (1/16)

全体解説
専用の対策を用意しなければ対応が非常に困難な、ニョログドラの雨軸とトリルシュバルゴ軸を組み合わせて相手の対応能力のパンクを狙った構築。雨トリルスイッチと言った方が、分かりやすい人には分かりやすいかもしれない。

雨とトリルのスイッチを目指した構築は既にいくつか登場しているが、シュバルゴの魅力は何と言ってもナットレイ及びモロバレルの両方で止まらないトリルATである点。スイッチを目指す以上、雨軸で鬼門となるナットまたはバレルで止まらない勝ち筋が望ましいのでこれは非常に重要。

一方、トリル軸の弱点になりやすい初動の遅さや、対ヒードラン(特に挑発持ち)への対応性能を確保する意味で雨軸の採用は非常に相性がよい。雨状態ならばサンダーの珠熱風程度ならシュバルゴは確定で耐えるため、不一致炎技での事故を避けることができる。

トリル要員には、雨ミラーを重視し、よくある雨パ(ニョログドラナット+電気その他)に対してもトリックルームを2回張れる壁オボンクレセリアを採用。同様のことを狙うなら日本晴れor身代わりサマヨール(光の壁は覚えない)になるだろうが、技スペースと数値の観点からクレセリアを選んだ。

ここまでで電気の一貫性が高いので、電気の一貫性を下げながら雨との相性がよいFCボルトロスを採用。雨下の眼鏡雷が強力なのはもちろんのこと、眼鏡めざ飛の威力も高く使える場面は多いだろう。

最後の枠に悩み続けたが、似た構築を組んでいたたつのすけさんを参考にコバルオンを採用。対バンギラス、ナットレイ、ヒードランに強く、また対カイリュー、ガブリアス、ハッサム耐性が上がり、初動の遅さもある程度解消できるので相性がいいように思う。

以上、6匹が揃ったので個別解説に移る。

個別解説
★ニョロトノ
雨軸選出はもちろん、トリル軸選出でも出す機会が少なくないポケモンなので、要求したい性能が多岐に渡り型の決定に難航した。主に欲しい性能は、1回の行動保証、対ヒードランや対竜での処理速度の確保、の2つであった。火力を確保した上での行動保証はソクノの実を持たせてCに振れば解決するが、それでは物理耐久が犠牲になる。ではHBに振って達人の帯を持たせればどうかと考えたが、それでは対電気で不安が残る。あちらを立てればこちらが立たず、である。

ところが、前の構築ではコバルオンの枠に襷シャンデラを採用していたので採用候補に入ってなかったが、コバルオンに変えた結果、気合の襷が余っていることに気がつく。気合の襷を持たせてCに特化すれば、ヒードランを雨波乗りで確定にし、冷凍Bでラティオスを半分削り雨ドロポン圏内に入れる火力を確保した上で、1回の行動保証を可能にすることができる。

C特化は確定として、残りの努力値は好きに振ればよいと考えている。候補としてはSに振って非トリル下での動かしやすさを上げるか、逆にHなどに回しSを下げてトリル下での動かしやすさを上げるか、だろう。配分によって立ち回りが変わり対応範囲が変わる程度なので、どちらでも好きな方を選べばよいだろう。今回はCSに振りきったものを載せた。Bに多少回して鉢巻ダブチョを耐える確率を上げてもよいが、Sが激戦区になり得るラインなのでいっそのこと振りきる方を選んだ。

技は、波乗り/冷凍Bが確定で、残りは雨乞い・凍える風・まもる・滅びの歌・催眠術・アンコール・ドロポンから選択。キングドラ入りなので襷「雨乞い」が役立つ機会が多そうなので採用。襷持ちの「守る」は、守る→襷で攻撃を耐える→守る→倒されるで、相手の追い風やトリルターンを計4ターン消費することが可能なので、その点を重視し今回は採用した。

★キングドラ
ニョログドラを見せて相手の選出をある程度制限しながら、トリル軸の初動の遅さを解消してくれる点を重視して採用。対雨を追い風スイクンやトリックルームクレセリア、ナットレイ等で見ようとしている構築の場合、同時にトリルシュバルゴ軸に対応するのはなかなかに困難。シュバルゴキノガッサでも実践して見せたが、こういった軸をズラした勝ち筋の両立は自分を有利にし相手を不利にしてくれるので積極的に採用したい。

性格を臆病にしてグドラミラーや特に非雨下での対ヒードラン性能を上げることも考えたが、雨ミラーでキングドラを出さずにトリルシュバルゴで押しきる試合も多く、また対ヒードランもコバルオンやボルトロスで対応できる範囲なので、キングドラを選出した際に最も性能が高くなる控えめでの採用を決めた。

好みや気分で臆病で使ってもいいが、(この構築では)控えめCSで使うのが一番使いやすいと信じている。

★FCボルトロス
面倒な相手であるロトムやジバコイルを見れるので採用。眼鏡かみなりで自身より遅い相手をなぎ倒して行くのが仕事で、足りない耐久はクレセリアの光の壁で補って立ちまわる。電気技が打てない場合でも、通りがよいめざ飛行を数値に任せて放つことができるので、拘り眼鏡での運用が最も嵌るだろう。ボルトロスミラーでめざ氷を持たなければならない構築もあるが、ミラーはキングドラやシュバルゴで強引に突破すれば済むのでめざ氷の要請は低い。

「草結び」の枠は融通が効き、ボルトチェンジ・気合玉辺りと選択できる。眼鏡草結びで207-126ブルンゲルが10/16で落とせるため、例えばバンギブルンに一貫を取れると考え採用した。個人的には草結びかボルトチェンジの優先度が高い。

★クレセリア
オボンのみを持ち「光の壁」を張ることで、対雨でトリックルームを複数回張れる可能性が高い型を採用した。光の壁を張るのでB耐久に厚くしたクレセリアを使うことができる。構築単位で調整を掛ける必要があり想定する相手も変わるだろうが、Dに厚くしてリフクレターを張る型も強いだろう。両方入れるのは技スペースと相談。

今回は、ニョロトノ抜きにキングドラを選出できるように雨乞いを持たせた。例えばニョログドラミラーでニョロトノを出すメリットが薄い場合に役立つ。

動かし方は、トリックルーム→トリル下の適当なタイミングで光の壁→壁が切れる前に再度トリックルーム→可能ならもう一度適当なタイミングで光の壁や雨乞い、といったようにやればよい。トリックルームと光の壁を交互に使うことで、途切れなく主導権を握って場を支配することが狙える。”適当なタイミング”が相手のターン稼ぎの守るに合わせられるとベストだろう。

★シュバルゴ
クレセリアが守備盤石の戦艦なら、シュバルゴはそれに乗せられた超火力主砲。クレセリアのトリル壁サポートの元で身代わりや剣舞で全抜き体制を整えたら、後はひたすら蹂躙して勝利することも珍しくない。超強力な戦術なだけに、相手も相応の対策を持って臨む必要があるが、その大体の対策がニョログドラの雨軸に弱い。例えばヒードランやファイヤーがシュバルゴに強いとされているが、いずれも雨グドラの前では腐りやすい。

トリルシュバルゴ軸で選出した際に、相手が雨選出に怯えてヒードランやファイヤーを出してこなければシュバルゴで蹂躙できるので儲けもの、出してきたとしてもニョロトノやボルトロスで択を当てればと考えれば五分より不利になりにくい。

トリル下でないとシュバルゴがモロバレルに先んじて身代わりを張れないので、対モロバレルを考えた際にどこかで眠りターンの"当たり”待ちが生じかねないのがやや難点。故にラムクレセリアで解消を図ってもよいが、オボンを失うことにより対応範囲が狭くなるケースも出てくるので、モロバレルの数を見ながら持ち物を相談したい。

★コバルオン
バンギラス、ナットレイ、ヒードラン辺りへの対応性能を確保し、またカイリューガブリアスドリュウズにも弱くないのが魅力。この枠には襷シャンデラを採用していたが、特に対バンギラスでの性能の低さが致命的だったので、コバルオン採用は正解に見える。

ラティオスの眼鏡サイキネを耐えるであろう数値に調整はしてあるが、「眼鏡雨波乗り」を撃たれると5/16で落ちるので注意が必要。物理耐久に偏って硬いため、クレセリアの光の壁ともそれなりに相性がよい。

持ち物を格闘ジュエルに変え、「ちょうはつ」を持たせると対モロバレルの解答となりうるが、コバルオン自体の性能は鉢巻型に比べ大きく落ちるため、やはり最も性能が高くなる鉢巻型で採用した。

余談になるが、「最も性能が高くなる型」を出来る限り採用するのは、持論として「ローテーションバトルは手持ちカードの殴り合いが基本であり、故に殴り合いを有利にするにはステータスの高いカードを揃えるのを目指すべき」という考えがあるためである。
参考:ローテーションバトル概論 -カード理論-

融通点
・ニョロトノの配分:控えめCS⇔冷静HCその他
・キングドラの配分:臆病CS
・ボルトロスの技構成:草結び⇔ボルトチェンジ、気合玉
・クレセリアの構成:持ち物変更や、技の変更、配分等、多岐に渡る
・コバルオンの構成:格闘ジュエルを持たせてアイアンヘッドを挑発に変更

BW2 シュバルゴ育成例

シュバルゴ
09 /07 2012
BW2 シュバルゴ育成例
シュッシュシュバルゴ シュッシュッシュ

◆考察
タイプが鋼虫と優秀かつ、ほぼ最鈍と言ってよいS種族値なので、トリル下での支配力が非常に高いポケモン。難攻不落と言われたクレセリアでさえ、1.5倍メガホーンで穿(うが)てば落とすことが可能というシュバ(素晴)らしい火力。同時に無振りガブリアスも一撃圏内に入っているため、等倍相手なら軒並みシュバ(縛)ることができる。強さのポイントをまとめると、鈍足高火力によるトリル下の制圧力の高さ、鋼虫による耐性の優秀さ、である。技の範囲や先制技の有無でハッサムに劣るためクセが強く、扱いやすさではハッサムに軍配が上がる。

※乱数確率は、急所率考慮&命中率非考慮
◆型の紹介
それは人生の縮図、男のロマン型虫の知らせ虫のジュエル
勇敢 177(252)-205(252)-126(4)-80-125-22
メガホーンシザークロスつるぎのまい みがわり 
A200ガブリアスのをダブルチョップを身代わりが確定耐え
1.5倍メガホで227-189クレセを 乱1 (13/16)
1.5倍メガホで183-116ガブを乱1 (14/16)
シュバルゴの性能を最大限に引き出そうとするとこの型になると考えられる。積まずとも火力が発揮できるよう虫のジュエル。虫の知らせはHPが1/3(ここでは59以下)になると虫技の火力が1.5倍になるため、ジュエル消費後でも同火力の実現を図ることができる。トリル下で身代わりナットレイやモロバレルに往なされないように最遅一択。トリル下での高い制圧力からの身代わりは非常に強力で、「守る」でのトリルターン稼ぎにもアドを取れる上、虫の知らせ発動も狙える。技の範囲を経たに広げるよりは、命中安定のシザークロスを是非入れたいが、どうしてもアイアンヘッドを採用したい場合はシザクロまたは身代わりから選択で変更可。





















◆相性のよいポケモン
・バンギラス
バンギラスn  
シュバルゴが苦手なブルンゲル、サンダー、ファイヤー、ヒードラン辺りに軒並み強い。ただし、2匹とも並べると構築が鈍足寄りになりすぎるため、構築の組みやすさではバンギハッサムが圧倒的に優位。

・ニョロトノ
ニョロトノn 
シュバルゴをピンポ処理しようとする炎技を弱体化させられる。また、雨パの不安要素となる対ナットレイをシュバルゴが解決してくれるのが心強い。ニョログドラでの雨軸とシュバルゴのトリル軸を同時に見れる選出は非常に困難なため、選出段階で相手は不利な選択を強いられるのが嫌らしい。

・キノガッサ
キノガッサn 
シュバルゴが苦手なブルンゲル、ヒードランに強く、また連続技を持つので身代わりスイクンやボルトロスを崩していくこともできる。マッハパンチがあれば鈍足+低速の難点をある程度解消できる。特性は火力が高いテクニシャンがいいだろう。苦手なラティオスやクレセリアにはシュバルゴが圧倒的に強いが、対カイリューは2匹とも苦手なので注意。

・クレセリア
クレセリアn 
トリル始動役として最優。オボンを持てば対雨で2回トリックルームを貼ることも可能なので、ナットレイモロバレル入りの対雨でもトリル下シュバルゴで制圧し切って勝つことが可能となる。一方で2匹ともヒードランに弱いので、その点で構築に苦労するかもしれない。

◆構築例
ボルトドラン+シュバガッサ

BW2 ファイヤー育成例

ファイヤー
09 /07 2012
BW2 ファイヤー育成例
キッファイヤー

◆考察
BW2から「ぼうふう」の追加も大きいが、型破りドリュウズの登場により飛行タイプの需要があがったことも追い風となり一躍第一線に次ぐポケモンとなった。スカーフドリュウズよりも早いスカーフ型が最も自然に採用できるが、それ以外に眼鏡を持たせて雨パで暴風を連打しても強いかもしれない。

※乱数確率は、急所率考慮&命中率非考慮
◆型の紹介
スカーフが基本型プレッシャー拘りスカーフ
臆病 166(4)-x-119(68)-168(184)-105-156(252)
エアスラッシュかえんほうしゃ  ぼうふう  めざパ(地面)
A182ガブリアスのドラクロが 乱2(22.77%)
暴風で207-117ローブシンを乱1 (10/16)
めざ地面で197-127ヒードランを身代わり後乱1 (12/16)
最速ドリュウズ(S154)抜きを最低限確保。スカガブとの競り合いに耐性を付けたいので急所を引かない限りダブルチョップを4回耐えるよう調整した。ヒードランに打点があった方が腐りにくくなるのでめざ地面を覚えさせてるが、構築によっては追い風を入れても良いだろう。
















◆相性のよいポケモン
・バンギラス
バンギラスn  
バンギラスが苦手な格闘、ドリュウズ(型破り)、ナットレイ、ハッサム、シュバルゴを広く相手にできる。技を拘ると同時に見れない相手が出てくるため、そこはもう一匹で補おう。

・テラキオン
テラキオンn
ファイヤーが苦手な電気飛行(サンダー、ボルトロス)とヒードランに同時に強いため相性がよい。テラキオンが苦手な格闘ミラーやハッサム辺りにもファイヤーが強め。

◆構築例
ハンゾーさんのブログ
カシスさんのブログ

2012 ローテ紅白戦(夏) KP分析

(BW)ローテ64
09 /01 2012
はじめに
ローテ紅白戦お疲れ様でした。この場を借りて主催のアティエスさんに感謝申し上げます。
自軍の白組勝利となり、自身も勝てたので非常に満足の行く結果に終わって楽しかったです。

KP分析
アティエスさんのブログで紅白戦におけるKP等のデータが開示されているので、それを元に分析を行ってみた。ローテの大会というと週末大会が知られているが、参加者は20人弱から多くて30人強と控えめ。しかし、今回の紅白戦は計40名が参加して比較的規模が大きいため、KPデータ分析は非常に有意義と思われる。

分析は、「対戦勝利者におけるのKP」を「総合KP」で除して求めた勝率を元に行う。勝率が66%以上のものをで、勝率が34%以下のものを で染めた(KP1以下のものを除く)。

データ1
ポケモン KP 勝率(%)
ガブリアス 17 8 9 47.0588235
スイクン 14 6 8 42.8571429
シャンデラ 12 4 8 33.3333333
FCボルトロス 12 5 7 41.6666667
ナットレイ 11 4 7 36.3636364
バシャーモ 10 5 5 50
ヒードラン 10 5 5 50
ブルンゲル 10 6 4 60
ユキノオー 9 6 3 66.6666667
クレセリア 9 4 5 44.4444444
キノガッサ 7 4 3 57.1428571
カイリュー 6 3 3 50
サンダー 6 3 3 50
ハッサム 6 4 2 66.6666667
バンギラス 6 3 3 50
ドリュウズ 6 4 2 66.6666667
パルシェン 5 3 2 60
ファイヤー 5 2 3 40
ニョロトノ 5 2 3 40
キングドラ 5 2 3 40
ボルトロス 5 2 3 40
カイリキー 4 4 0 100
メタグロス 4 1 3 25
ラティオス 4 0 4 0
水ロトム 4 3 1 75
ゴルーグ 4 3 1 75
ライコウ 3 2 1 66.6666667
ラティアス 3 3 0 100
ジバコイル 3 1 2 33.3333333
シュバルゴ 3 1 2 33.3333333
モロバレル 3 2 1 66.6666667
コバルオン 3 1 2 33.3333333
テラキオン 3 0 3 0
マンムー 2 2 0 100
トルネロス 2 1 1 50
キュウコン 1 1 0 100
ラッキー 1 1 0 100
ヌオー 1 0 1 0
ハピナス 1 0 1 0
サマヨール 1 1 0 100
トドゼルガ 1 1 0 100
ボーマンダ 1 1 0 100
ドータクン 1 1 0 100
トゲキッス 1 0 1 0
エルレイド 1 1 0 100
アグノム 1 1 0 100
ココロモリ 1 1 0 100
ローブシン 1 0 1 0
オタマロ 1 0 1 0
オノノクス 1 1 0 100
サザンドラ 1 1 0 100
ビリジオン 1 0 1 0
ランドロス 1 0 1 0
FCランドロス 1 0 1 0

-帝王ガブリアスと電気タイプ-
使用率が減ったとはいえ依然として42.5%という高い使用率を記録しKPトップを獲得したガブリアス。前回の紅白戦では約62%を記録するほど圧倒的だったので、それに比べればその帝王っぷりにも陰りが見えてきたと言える。

ガブリアスと言えば電気無効を重視されて採用されてきたが、型破りドリュウズ、ノーガードゴルーグ、厚い脂肪マンムー、FCボルトロス(、FCランドロス)といった新解禁によって、扱えるポケモンの幅が広がったことが減った要因として大きいと考えられる。

さて、電気無効の幅が広がったことで電気技の一貫性の取りやすさはどう変わったかが気になる。そこで電気無効ポケモンの数が全体に占める割合を求めてみた。前回の紅白戦の結果と合わせて見てみよう。

データ2
電気無効数 全体数 割合(%)
前回紅白戦 52 408 12.7
今回紅白戦 44 240 18.3
(△5.58)

なんと、およそ1.5倍に増加している。ガブの採用率が2/3倍に減ったのに電気無効ポケモンの割合は3/2倍になっているのだ。この数値だけでも”拘り電気技"が依然よりも使いにくくなっていることが示せるだろう。

では、電気タイプの数はどう変わったのか。同じように電気タイプポケモンの数が全体に占める割合を求め、前回の紅白戦と比較した。

データ3
電気無効数 全体数 割合(%)
前回紅白戦 54 408 13.2
今回紅白戦 33 240 13.8
(△0.6)

ほぼ変わらないという結果だった。これもかなり興味深い結果だが、どう解釈すればいいか悩ましい。拘り電気技が通りにくくなっても電気ポケモンの採用優先度は変わらないままということだろうか。この結果の解釈はかなり複雑そうなので省き先に進む。

-KP上位及び、殊勲ポケモンと戦犯ポケモン-
データ1を元に議論する。勝率66%以上ので示したポケモンは勝利に大きく貢献した「殊勲ポケモン」、勝率34%以下ので示したポケモンは敗戦の原因を作った「戦犯ポケモン」と呼ぶこととする(戦犯の厳密な意味として誤用であるが便宜的に用いる)。ポケモンの横にある数字は勝率を示す。

・ガブリアス 47.1%
スカーフが圧倒的に多い印象。次いで剣舞型を見るが数はかなり落ちる。サメ肌で襷剣舞するものや身代わりを張るものから、S130程度まで落としてラムを持ち舞うものまでいて様々。何やらせてもガブはガブなので流石。

・スイクン 42.9%
やたら数が多くて驚き。常に一定数はいるポケモンだが、ブルンゲルを抑えての上位入賞はなかなかないように記憶している。増えた原因はよく分からないが、BVを見る限りでは絶対零度を覚えた配布スイクンが多かったようだ。追い風からの絶対零度で突破口を開く試合を見たのは1度だけではなかったので、警戒レベルを上げたいと思う。

・シャンデラ 33.3%
KP第3位という稀に見る快挙だが、その実情は悲惨。詳しくは調べていないが、最近の流行から見るにトリックルームを覚えて殴り役とSギミック役のスイッチを行う型が多かったのではなかろうか。しかし、このような低種族値に殴りかトリルかのスイッチを任せるというのは負担が過剰であり、私なら気合の襷を持たせないと不安で採用できたものではない。しかし、試合のBVを見る限り風船などの襷以外のアイテムを持たせた結果、シャンデラがほとんど仕事をしないで沈んでいく光景が散見され、そういった甘えた採用が今回の事態を招いたのではないかと分析する。基本的に低種族値は不安定採用は簡単ではないことを胸に刻みたい。

・FCボルトロス 41.7%
他ルールと比較するとかなりの数。電気飛行の耐性に加え、高い火力と範囲、電気無効の蓄電と、強い要素が揃っているので数が多いのも頷ける。しかし、前の項でも述べたように電気技の通りは悪くなっているため存分に暴れられているとは言い難いようだ。持ち物はオボンの実を筆頭に場持ちを上げるアイテムが人気なようだが、拘り眼鏡を持ったものも見られた。耐久値がどうしても不足気味なポケモンなのでスペックを引き出しきるのは難しい印象。勝率もいいとは言えなかった。

・ナットレイ 36.4%
寸でのところでレッドゾーンには行かなかったが、それでもKPに比してこの勝率は目に余る。必ずと言っていいほど意識されるポケモンなので、相手にすると厄介だが使う側に回ると使いにくさが目立ち、使って勝つのも簡単ではないようだ。ミラーに強い鈍いナットレイが人気なようだが、皆が鈍いナットレイを使うと結局は鈍いナットでミラーを見れないため、別個にミラー対策を任せなければならなくなる。

・ユキノオー 66.7%
天候ポケモンで頭一つ抜ける活躍。ユキノオー構築は対雨の解答を得やすいので、その分取り巻きを存分に高種族値で固めやすい。採用されるポケモンのタイプは大体決まっているが、それぞれの型や構成には幅を持たせやすいので、初心者にも薦めやすいポケモンと言える。ただし、扱いやすいのは霰の庇護の下で動ける高種族値の取り巻きのことなので、ユキノオー自身はそこまで扱いやすい訳でもないので注意。襷AC振りやA特化珠ウドハン型が人気なようだ。

・ハッサム 66.7%
ライバルのシュバルゴが台頭してきたとは言っても、ハッサムも全然現役。むしろ、シュバルゴはかなり癖が強いポケモンなので、深く考えずに組んだシュバルゴ構築よりも、とりあえずハッサムを入れた構築の方がよく回ると思っている。「そのシュバルゴ、ハッサムじゃいかんの?」と疑問に思われるような構築は、さっさとハッサムに変えてみた方がいいだろう。命の珠型と飛行ジュエル型が2大勢力だが、最近は命の珠型の方が優勢なようだ。

・ドリュウズ 66.7%
恐らく全て型破りドリュウズだっただろう。解禁当初から強い強い言われていたが、一部からはやっぱり微妙なんじゃないかと言われる声もあったが、今回の紅白戦の勝率を見ると採用して得した人の方が多かったようだ。個人的見解ではやはり強力なポケモンなので、上手く組み込めば常勝に貢献できる性能があると考えている。微妙に見えるのは、構築力が追いついていないだけなのではなかろうか。

・カイリキー 100%
私も絶句する脅威の勝率100%。型破り地割れスカーフドリュウズ、ノーガードゴルーグ、スカーフファイヤー、向かい風の要素が増えてこいつの出番はもうないかと思っていたがそんなことはなかった。選出画面で圧力をかけるだけでも強い上、型もスカーフに加え最遅鉢巻型も登場しているので初見では読みづらい強みがある。他の格闘タイプを見るとテラキオンやコバルオンの勝率が散々なので、カイリキーの方がよっぽど信頼できるかもしれない。


・メタグロス 25%
4人使用して1人しか勝てなかったようだ。個人的評価は結構高いのだが、それも持ち物は鉢巻前提の評価であり、柔軟に扱えるポケモンではないと言える。また、KP上位陣に強いとは言い難い結果なので、使って得しやすかったとは言いにくい。モロバレルやラティオス、バンギラスの数が増えてくると輝けるポケモンだと思うので、今回は運が悪かったかな。

・ラティオス 0%
出ました、勝率0%!飛んだ戦犯ポケモンである。スペックが超高いはずなのにどうしてここまで勝てなかったのかよく分からないが、妹分のラティアスが勝率100%なのに対して兄貴がこの様では格好がつかない。スカーフガブリアスが盛況なのでダブチョ程度は耐える配分のラティアスの方が勝率を確保しやすいのかもしれない(推測の域を出ない)。

・水ロトム、ゴルーグ 75%
水ロトムは型破りドリュウズの台頭で評価が下がり、ゴルーグは火力が半端な微妙ポケという話を耳にしていたが、勝率は目の覚めるようなハイスコアだった。しかし、水ロトムに関してはドリュウズのKPが6でそこまで多くなく、また天敵のラティオスが少なくどちらかと言えば得意なガブリアスが多かったので環境的に非常に追い風だったとも見れるため、この数字だけで信頼していいものか怪しい。ゴルーグはやはりノーガードスカーフ型が多かったようだ。自身の火力が足りずとも、混乱を撒いて火力の高い取り巻きの行動回数を確保できれば存分に活躍できるようだ。

・ライコウ 66.7%、ラティアス 100%
高種族値サポートとして恥じない活躍っぷり。やはりライコウの高速壁は強いし、ラティアスの対雨性能も素晴らしかった、と言った所か。

・テラキオン 0%
勝率0%の戦犯ポケモン。テラキオンの何がいけなかったのかこれもよく分からないが、同じ格闘タイプではキノガッサやカイリキーの活躍が目立った。襷テラキオンは強いが、サメ肌ガブの登場は無視できない逆風かもしれない。

‐レートKP順位との比較‐
ついでに今年1月に行われた新春ローテ紅白戦(BW環境)、41名参加で同規模の週末大会(BW2環境)のKP順位とも比較した。不動ガブとドランブルン辺りは歪みないが、それ以外を見ると全てに共通するポケモンは意外にもいなかった。ちなみに、FCボルトロスと化身ボルトロスは合算しボルトロスとして載せてある。

BW2 レートKP順位(2012/08/28)
ガブリアスn
カイリューバンギラスnラティオスn サザンドラnボルトロスnヒードランnメタグロスnブルンゲルオスnドリュウズn   
BW2 2012紅白戦(夏)KP順位(8月25~27日) 40名参加
ガブリアスnボルトロスnスイクンシャンデラnナットレイnバシャーモヒードランnユキノオーnブルンゲルオスnクレセリアn  
BW2  週末大会:???→ ☝!杯(2012 7月21日) 41名参加
ガブリアスnボルトロスnヒードランnブルンゲルオスnクレセリアnカイリューラティオスnニョロトノnナットレイn  キングドラn
BW 新春ローテ紅白戦(2012 1月)KP順位 68名参加
ガブリアスnヒードランnハッサムnラティオスnパルシェンnカイリュートルネロスnブルンゲルオスnスイクンWロトムn

-まとめ-
データ1を見るとKP上位陣の勝率が5割を割っており、これはKPが高いポケモンを採用すればそれだけメタを張られて有利になりにくいことを示している。高い勝率を確保したポケモンに低種族値が多く見られるが、これは低種族値で固めた構築が勝てた訳ではなく、この低種族値を採用すると高種族値同士の競り合いで有利に立てた、と解釈するのが妥当だろう。 
ガブリアスを含めKP上位は軒並み勝率が5割以下になっているのは、KPが高いと勝ちにくいからなのか、皆して使ったポケモンだから勝率が5割に収束した結果なのか、はっきりとしたことは分からない。
やはりローテの基本は、ドラゴンvsドラゴン、高種族値vs高種族値、が基本概念であり、ドラゴン同士の競り合いなら鋼で補い、高種族値同士の競り合いなら低種族値で補う構造になっていることを理解したい。

KP1のドラゴンと鋼を見ると、いずれも勝利しているので注目したい。KP上位のドラゴンや鋼と比べれば採用方法が確立されていなかったり、採用も簡単ではないかもしれないが、専用構築として組めば勝てるポテンシャルは持っているので、今後は低KPの竜鋼に焦点を当てて考察していきたいと思っている。

おわり

参考
アティエスさんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/aties19/
ガラティンさんのブログhttp://devotelmyselflto.blog33.fc2.com/blog-entry-72.html
週末大会まとめブログhttp://d.hatena.ne.jp/nandeglay/20120721

ゴロー

ポケモンサンムーンでローテーションバトルが無くなったため、Unityを使ってローテアプリを作ることにしました。

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