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ASローテスタンダード構築 (Winter Friendry使用構築)

(BW)ローテ64
02 /16 2013
Winter Friendry 使用構築
ASローテ構築       
前回の記事でも紹介した、ウイーンter Friendry に参加してきました。ルールは、アルセウスまで使用出来るAS(All Star またはArceuS )形式でした。

構築

※乱数で落ちる確率は、急所率込み&命中考慮外
アルセウスラムの実意地っ張りAS
アルセウスマルチタイプしんそくかわらわりシャドークローつるぎのまい
剣舞2積みシャドークローで霊アルセウスを確1程度
A222鉢巻逆鱗耐え程度
ルギア光の粘土臆病HS
ルギアnマルチスケイルエアロブラストひかりのかべリフレクターでんじは 
A202テラボルテージ雷撃が 乱1 (9/16)
C244ターボブレイズ吹雪が 乱1 (5/16)
パルキア拘り眼鏡臆病CS
パルキアプレッシャーあくうせつだんりゅうせいぐんれいとうビームかえんほうしゃ
竜星群で207-121ディアルガを 乱1 (12/16)
冷凍ビームで207-111グラードンを 乱1 (11/16)
ミュウツー気合の襷臆病CS
ミュウツーnプレッシャーサイコブレイクれいとうビームひかりのかべちょうはつ
サイコブレイク+剣舞神速で 195-141アルセウスを 確殺
C244キュレム白の吹雪+霰で 乱1 (12/16)
グラードンオボンの実意地っ張り 200(196)-220(236)-161(4)-x-111(4)-119(68)
グラードンひでりじしんいわなだれじならしでんじは
C189アルセウスのC+1プレート裁きのつぶて(等倍)が 乱1 (2/16)
S-1最速120族抜き、じならし+地震で無振りパルキアを確殺
ガブリアス拘り鉢巻陽気AS
ガブリアスnさめはだげきりんじしんダブルチョップドラゴンクロー
パルキアも抜けるように最速
逆鱗で無振りミュウツーが 乱1 (10/16)

全体解説
環境解説の導入としては、ワイルドさんの考察を見てもらえるとよい。環境の中心は言うまでもなくアルセウス。積みの安定感と剣舞神速の火力が飛びぬけているのがまず挙げられ、ノーマルタイプのアルセウス(以下、ノーマルセウス)を中心とした構築と、アルセウスミラーの解決案として霊アルセウス(以下、霊セウス)を中心とした構築の、2つの組まれ方が主流となると考えている。ノーマルセウス勢はノーマルミラーを意識しつつ霊セウス勢に対抗しなければならないし、霊セウス勢も霊ミラーを意識しなくてはならない。

ASローテ相関図の記事を書いたが、実をいうとこの図では環境の半分しか反映していない。本来ならノーマルセウス勢と霊セウス勢との二項対立として記述するべきであった。言い訳をすると、相関図の記事を書きあげてから霊セウス構築の複数人と対戦をしてその厄介さを認識できたので、相関図には盛り込めなかった。もし書く場合は一から書き直さなければならないので、労力と時間の都合でどうにも改訂する余裕がなかった。

今回は構築紹介記事なので、ノーマルセウス構築としてどうやって霊セウス構築に立ち向かおうとしたかに焦点を当てて解説する。まず重要なのは、見せ合いの時点でアルセウスのタイプが判別できない点だ。つまり、ノーマルでも霊でもどっちが来てもいいように組まなければ対抗策を用意出来ていたとは言えない。

解決法は単純で、私はアルセウスのサブ技をシャドークローと瓦割にした。相手が霊セウスならシャドークローで抜群が入るし、ノーマルセウスなら神速と瓦割で押せる。全てのアルセウス対決に対応できそうなノーマルセウスの型を考えた場合は、この構成に落ち着くのではないかと思う。

さて、ローテの考え方として重要なのは、取り巻き vs 取り巻き の視点だ。アルセウス単体ならいくらでも攻略法は見えるが、問題はこの隣に「マルチスケイルルギア」というアルセウスに次ぐ化け物がいる点だ。トップメタは間違いなくこのアルセ&ルギア(アルギア)並びであり、この並びを崩せないようではそれを構築とは呼べない。

相手の壁張りにいくら剣舞を合わせても、この時点で相手のルギアのマルスケは潰れていないので、いくらでも壁の張りなおしや追い風が出来る。特に隣が霊セウスの場合は厄介で、瓦割で壁を割ろうにも、霊セウスがドヤ顔で回転盤の先頭に鎮座しているため手の出しようが無い。剣舞シャドクロもリフレクの盾があれば悠々と耐えられる。

そこでどうしても採用しなければならなかったのが、電磁波である。アルセウス&ルギアの並びを崩すには、この技が最も決定力と汎用性に長けている。アルセウスに電磁波が入った場合は、こちらのアルセウスで上から叩けるようになるため大きく有利に動く。ルギアに電磁波が入った場合も、両壁や張りなおしを防ぎこちらの眼鏡パルキアなどの攻撃を通しやすくなる。

他に抜ける技がなかったので、ルギアからは追い風を抜いてある。追い風はターン数が短く、効果が永続でないので壁の切れ目に攻めきるには決定力が足りないので入れる必要性が薄い。

ここで、剣舞ノーマルアルセウスで相手のアルギアを崩そうとした場合、剣舞を2回積まなければならないことも起こると想定し、より安定して積めるようにラムの実を持たせた。こちらのアルギアにも電磁波が一貫しているため、それを防ぐ意味でも重要な選択だと考えている。

アルギアの主軸の取り巻きを考えていく。まず、対カイオーガでわざわざ天候を取らないと対抗でいないようでは後手に回り過ぎるため、壁さえ貼ればいくらでも押せるポケモンとして眼鏡パルキアを採用した。弱点が少ないため、壁との相性は非常に高い。ドラゴン同士の競り合いでも、相手がスカーフなら壁下で耐えるし、そうでないなら上から蹂躙出来る強さがある。対雨だけでなく、グラードン&ホウオウといった並びにも攻撃的に動けるのが偉い。

次に採用したのは、ミュウツーである。ノーマルセウス軸なので相手の格闘を上から叩けるポケモンが欲しかったのと、アルギアの並びを崩す策の2枚目に、上から挑発を撃てるのを評価した。火力を落とすと剣舞神速+サイコブレイクで相手のアルセウスが落ちなくなる点と、思い切りよく挑発を選択出来るように気合の襷を持たせてCSに振りきった。襷を持ったことで4匹目にも選出しやすくなり、ミュウツーで詰める試合も多かった。

ここまでで天候要員がいなかったので、グラードンを採用した。その他のポケモンでは剣舞を積んだアルセウスに対抗するカードとして不安が大きかったので、物理耐久(耐性)に信頼がおけるグラードンを採用した。ここでまた問題となったのは、グラードンの構成である。まず、鉄球は持たせたくないと考えた。鉄球グラードンは、初手にカイオーガと対面して天候を取れたときはアドになるが、相手がカイオーガを控えに回してきた場合は鈍足で火力も高くないグラードンが腐り、不利な試合展開が多くなると考えた。実際に、事前のフレンド対戦でもまさにその場面を経験した。

グラードンを選出するのは基本的に後発と決め、後発で出しても腐ることなく活躍できる型を考えた。そこで行き着いたのが、オボン持ちで地ならし電磁波を覚えた型である。詳しい解説は個別解説に譲る。

最後の枠は、当初ブラックキュレムの採用を考えていた。ブラックキュレムはルギアとホウオウを含む並びに強めで、90族にも先手が取れるのが利点だ。加えて「ココドラ」という心の隙間を狙う魔物に躓きたくなかったのも採用理由としては大きい。

しかし、実際の大会ではガブリアスを使うことになった。ココドラを見ようとした場合、取り巻きのバンギラスまで見なければならず、岩が抜群のキュレムでは不安が残る。サメ肌ガブリアスなら、ガブリアスがダブルチョップで粉砕出来るだけでなく、逆鱗や地震も選べるためかなり対ココドラ性能は高いと言える。
実はFCキュレムを使う場合は殿堂が必要であることをすっかり忘れて、北米ROMを全く進めていなかったせいで使うことが出来なかったのだが、実際にはガブリアスで良かった試合が多かったのでまさに怪我の功名である。 


個別解説
・アルセウス
解説はし尽くしたような気がするが、細かく言及すると、特に耐久に振らなくてもほとんど耐えるので不足気味な火力に回し、ミラーに少しでも強くするためSに振り切った。アルセウスミラーの解消は本当に難しいので、アルセウス単体で解決できるように、陽気最速にしてもいいくらいなのではなかろうか。

ラムの実の使用感は、「鬼火ヤミラミ」だとか「圧し掛かりジラーチ」だとか「熱湯ニョロトノ」だとか「Swagger! KAAAA!! ボルトルネ」だとかの前でも悠々と積んで切り返すことが出来ていたので、事故率を低く抑えたい今回の形式だとかなり有効なアイテムだったと思う。自分でも驚きの連勝を重ねられたのは、ラム選択の存在が大きいかもしれない。

・ルギア
ミラーに先手電磁波を撃ちこみたいので最速は切れない。耐久はHに振り切り、キュレムの吹雪を耐える確率を上げるためDに4振りした。相手が追い風をしてきても追い風で切り返すのではなく、電磁波で沈黙させる方が遥かに有効だったので、やはり追い風を切って電磁波を入れたのは正解だった。

○○ is paralyzed! It cant move! の文を見るたびに悦に入ることが出来たので、対戦を重ねるモチベとして重要な役割を果たしてくれた()
エアロブラストがPP切れを起こすことがなかったのと、ヌケニンを倒すのに役立ったので、特にサイキネ等に変えたいとは思わなかった。ハッサムやらに等倍で入るのも助かった。

・パルキア
脳筋眼鏡CS型。壁を張ってパルキアまたはガブリアスで殴っているだけで勝てた試合が全体の6割ほど(数字はかなりてきとう)。カイオーガ入りには必ず選出し、そのときは先頭で出してスカーフかどうかを判定する。鋼を燃やすのに役立つので火炎放射を筆頭サブ技として採用し、ルギアやグラードンを含む並びに通りそうな冷凍ビームを選択した。冷凍Bを撃つ機会はかなり限られたので、ここは竜の波動でもよかったかもしれない。波動弾は、アルギアの並びに撃てないし、鋼への速度も足りなかったので採用したいと思えなかった。

・ミュウツー
火力超過なこのルールでは襷というアイテムへの需要が高く、構想段階でかなり取り合いになった。本来ならばグラードンにも襷を持たせたくて仕方が無かったのだが、なんとか妥協点を見つけられたので襷ミュウツーを安心して採用できた。

最も多かった勝ちパターンが、ルギアで壁→パルキアで殴り続ける→隙を見てアルセウスで積む→ルギアかパルキアが落ちたところにミュウツーが登場し、アルセウスかミュウツーで上を取って〆る であったので、決勝点を稼ぐポジションだった。光の壁は対雨の2枚目(3枚目)として入れたものの一度も選ぶことがなかったので、リフレクターか鋼に抜群が入る波動弾や火炎放射を入れた方がよかったかもしれない。電磁波を入れても悪くない。

・グラードン
襷グラードンが使えないので仕方が無く調整に工夫をした。他5匹は極振りばかりなのにこいつだけ調整していて、しわ寄せがきているのが分かる。オボンは素の状態ではあまり確定数に影響を与えないが、壁込みなら臆病キュレムの冷凍ビームが確3になるなど、働く場面は多い。

地ならしは、サポートの意味合いもあるが、グラードン単体の殴り合い性能を上げるために役立つ。例えば最後にグラードンが地震圏外のパルキアやディアルガと対面してしまった場合でも、地ならしで削りつつ上をとってから地震を撃てばタイマンに勝つことが出来る。地ならしだけだと浮いてる相手とのタイマンに勝てないのと、ミュウツーを抜くまでは出来なかったので電磁波を覚えさせた(電磁波→岩雪崩麻痺るみ→地震でワンチャンを狙う)。岩石封じは命中難を嫌って避けた。

まとめると、耐久を上げるためにオボン、そして積まずとも疑似的に火力を上げられる地ならしがこの型のポイントである。選出せずともカイオーガに対抗出来るように組んでいたのでそ、ドリュウズや砂ガブリアス、キングドラ入りによく選出した。

グラードン活躍BV 52 66455 14047

ガブリアス
まさかASローテでもガブリアスにお世話になるとは思ってもみなかったが、実際の対戦では想定通りにココドラやら変なLv1がむしゃらを粉砕してくれただけでなく、海外勢のラティオスやらを抜き去って(笑)逆鱗でなぎ倒す活躍を見せてくれた。キュレムやパルキアよりも早いので、相手が選出時に意識してくれていたと勝手に思ってる。そして決して無視できない性能として、逆鱗が続く限り次の技選択がスキップされる点が挙げられる。ゴミみたいな構築相手なら、ガブリアスを先頭に出してAボタンを2回押すだけで勝手に勝ちが決まる。ゲキリンツヨイヨー

ごめんな、ガブリアス 大会前に君には参戦権がないとか言っちゃって・・・
やっぱりローテはお前の戦場だよ

感想
今回の大会、レート上位入賞を狙うとなるとかなり不毛な持久戦に付き合わなければならないと思ったので、目標を 100連勝
 に設定した。98連勝まで行ったまでは順調だったのだが、構築にぶっ刺さりのパルシェン入りと当たってしまい択勝負の末敗北してしまった。しかも痛恨の負けエラーを引いてしまい、絶望のあまりそこで大会を終了した。

最後の試合だけ見れば非常に残念な結果だったが、全体を通してみれば全体の1割程度のガチ勢とのきわどい対戦も制することができ、にっくき霊アルセ+ルギアにも3回やって全て勝てたので、構築の目指した所としては達成できたと思っている。

最後に、99戦目で負けエラーを引いてしまった相手の方(名前は記録していませんでした;)にお詫びを申し上げるのと、計11回の勝ちエラーを引いた回線に対して怨みを述べて終わる。

・戦績
98勝-0負-11勝E-1負E
レートは途中から見てなかったので覚えていないが、2000も行ってなかった。

融通点
・アルセウス 意地っぱり⇔陽気
・パルキア 冷凍ビーム⇔竜の波動
・ミュウツー 光の壁⇔波動弾その他
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ゴロー

ポケモンサンムーンでローテーションバトルが無くなったため、Unityを使ってローテアプリを作ることにしました。